バコーンってビッグになる
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バコーンってビッグになる
- 菅原小春さんの言葉 -
録画したTV番組を見ていたら
印象的な言葉に出会ったので
今日はそれを残しておきたい。
番組は、毎週3人のゲストが
司会を介さずにトークを展開する
「ボクらの時代」
「ボクらの時代」フジテレビ
2023年10月29日放送
菅原小春×森山未來×関口メンディー
(以下水色部は放送からの文字起こし)
ダンサーとして大活躍の3人。
私は普段、ダンスを積極的に
見る方ではないのだが、
ナン年か前、偶然TVで見かけた
たったひとりの踊りに、
思わず釘付けになってしまったことがある。
「えっ!いったい誰?この人」
その時、初めて知った名前が
「菅原小春」だった。
最初の衝撃が大きかったせいか、以降
自分の中ではちょっと特別な存在に。
その後も、世界的な活躍の話を聞く度に
「さすが、菅原小春さん」
と妙に嬉しい気分になっていた。
その菅原さんが、
ダンスなしにトークだけで登場。
芸能界デビューへのきっかけを
こんなふうに語っていた。
それこそここら辺の原宿で
スカウトとか
いっぱいあったんですよ。
今、どうなんですかね?」
「今もあると思う」
「そん時、当時、
一回こうやって歩いたら
7個くらいから・・・」
「すごい、私芸能人になれる!
と思って。
芸能人になれる!
で、すっげぇ上からなんですけど、
選ばせてもらって、
スターダストさんに
入ったんですよ」
「へぇ、えっ、はいったの?」
原宿でスカウトされ大手芸能事務所に。
小6で、歩いているだけで
7箇所から声をかけられるくらいだから
当時から独特なオーラがあったのだろう。
そんな菅原さん、
入った事務所の演技レッスンを
どんな気持ちで受けていたのか。
今日、書き残したかったのは
こんなかっこいい菅原さんの言葉だ。
なんか子どもたちが頑張って
なんか、
これを覚えることによって、
大人たちを喜ばせなきゃ、
っていうのが、感じちゃって。
もし自分が
バコーンってビッグになるなら
この大人の人たちを
ギャフンて言わせないと・・・
でもそれは、私はこれを覚えて、
じゃないんだな、って思って、
やめて・・・」
菅原さんにしか表現できない
独特な踊りの世界を切り拓き、
まさに大人たちをギャフンと言わせて、
バコーンってビッグになった菅原さん。
「私はこれを覚えてじゃないんだな」
って思えるなんて。
ビッグになる人は最初から違う。
まさに「さすが、菅原小春さん」。
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