野川遡行(2) 人工地盤の上の公園
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野川遡行(2) 人工地盤の上の公園
- 2日かけて野川制覇 -
前回に引き続き、
多摩川との合流点から、
調布市の「御塔坂(おとざか)橋」までを
ぶらぶらと歩きながら目指す
(下記Google Map上の赤矢印)
「野川」遡行記を続けたい。
前回の最後、
次大夫(じだゆう)堀公園の寄り道は、
係の方の説明も丁寧でわかりやすく
収穫の多い楽しい時間だった。
さて、川沿いに戻って先に進もう。
次太夫堀公演から1kmほど上流に進むと
小田急線が見えてきた。
喜多見駅と成城学園前駅の間。
下から見上げて、成城学園方面を見ると、
少し先で線路が崖に突き刺さっている感じ。
まさに国分寺崖線。
川で遊ぶ子どもたちもいる。
「きたみふれあい広場」にちょっと寄る。
川沿いの道から階段をあがると、
緑豊かな公園が広がっている。
なにも知らずに見れば、
ごくごく普通の公園だが、
上の地図を見ると分かる通り
実はこの公園、
小田急線の電車車庫の上にある。
つまり人工地盤の上に
これらの植物が生えているわけだ。
階段を降りて、なんとか「電車車庫」が
見られないものかと思ったが、
残念ながらコンクリートの箱、
にまでしか到達できなかった。
それにしても、大きな木々を始め
あの緑が人工地盤の上なんて
再度説明を読んでも信じられない。
しばらく緑豊かな川沿いを進む。
調布市神代団地のあたりに来ると
河床整備工事が行われていた。
川は堰き止められ、
水は工事期間中、迂回ホースによって
流されているようだった。
近くにあった工事の説明を読むと
河床への「不透水層」の設置や
法面の侵食を防ぐための
「自然石固着金網」の設置など、
耳慣れない単語が並んでいる。
近くには、入間川分水路工事による
合流地点もある。
河原に降りて歩ける部分もある。
緑が目にも足にもやさしい。
「潺湲亭」なる表札のある
不思議な小さな建物に遭遇。
全く読めない。
調べると「せんかんてい」と読むようだ。
これは一体なに?
この日は一時的に雨に降られたが、
おかげでぼんやりと、ではあるものの、
久しぶりに虹を見ることができた。
三鷹通りの橋には
「NOGAWA 14 GRIDGES」の文字が。
歩きながらも、また帰ってきてからも
ネットで検索してみたのだが、
この「NOGAWA 14 GRIDGES」については
正確なところはわからなかった。
一緒に歩いた友人からは
「野川にかかる調布市内の橋を数えたら、
だいたい14でした」との情報も。
おそらくこのことで間違いないだろう。
京王線をくぐり、
中央自動車道をくぐると、
ゴール地点となる御塔坂(おとざか)橋は
もうすぐだ。
無事、御塔坂(おとざか)橋に到着。
ここからの行程と合わせて
2日かけて野川を制覇したことになる。
距離も長すぎず、
川沿いの道も整備されているので
実に歩きやすい。
景色を楽しみながらのんびり歩いて、
肺の中の空気がすっかり入れ替わる、
そんなリフレッシュのできるコースだった。
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