若いときの仕事を見て
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若いときの仕事を見て
- 松岡昌宏さんの言葉 -
録画したTV番組を見ていたら
印象的な言葉に出会ったので
今日はそれを紹介したい。
番組は、毎週3人のゲストが
司会を介さずにトークを展開する
「ボクらの時代」
「ボクらの時代」フジテレビ
2023年1月29日放送
松岡昌宏×中村獅童×伊藤英明
(以下水色部は放送からの文字起こし)
テレビや映画、舞台で活躍してきた3人。
40代後半から50代という年齢、
それぞれに長い芸歴、
そんな共通点を持つ3人が、
過去の出演作品について、の話になった。
松岡さんは、
自分が出た古い作品を
偶然目にしたときの感想を
こんなふうに言葉にしていた。
時代劇の芝居とかを見たときに
愕然とするのがふたつあって、
めちゃめちゃひどいなっていう
自分の芝居、のひとつと
あと、
じゃぁ、いまオレこんなにピュアに
芝居できているのかな、っていう。
あぁ、オレ
なんか変なテク使ってねぇかな今、
みたいなのを見ると、
ちょっと落ちますね。
経験と歳を重ねた今から見る
若いときの仕事。
未熟さゆえの「ひどい」ことは、
自分の仕事を振り返ってみても
いろいろある。
でも、未熟ではあっても
懸命にやった仕事には
ある種の「ピュア」な衝動が
確かにあった。
「オレ、
なんか変なテク使ってねぇかな、今」
ちょっとドキリとして
この言葉をこうやってメモっているのは、
自分にも思い当たることが
あるからなのだろう。
ピュアかどうかはともかくも
「変なテク」には染まりたくない。
自戒の意味を込めて
ここに文字で残しておきたい。
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