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2022年8月21日 (日)

野川に沿って深大寺まで

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野川に沿って深大寺まで

- ふかふかの緑を踏みしめながら -

 

西国分寺駅から歩き始めた
今回の「ぶらぶら歩き」だが、
前回お伝えした通り、
国分寺駅の南側、一里塚橋のところで
ようやく野川に合流することができた。

ここからは
できるだけ野川に沿って歩いて行きたい。

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川幅はまだまだ狭いが、
草刈り等も丁寧になされており、
整備された川が、
住宅地の中を流れて行く。

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野川に限らず、水路で時々目にする
上部のこの梁のような構造は
いったい何のためのものなのだろう?
そもそも名称がわからないので
調べようがない。

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丸山通りの長谷戸橋には
「この橋は
 溢水のおそれがある場合には
 通行止となります
のでご注意下さい」
の掲示がある。

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東京経済大学のそば
鞍尾根(くらおね)橋のところで
再びカワセミに会うことができた。

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気がついたのは
朝イチ、姿見の池
カワセミを教えてくれた
おじさんのおかげだ。

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この、鞍尾根(くらおね)橋が
河川管理境界
ここまでが
東京都北多摩北部建設事務所、
ここから下流方向が
東京都北多摩南部建設事務所
の管理となるようだ。

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ここから下流は
堤防内、高水敷の部分を
歩くことができる。

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堤防は一見、
石を組んだように見えるが
よく見るといくつかのパターンの繰り返し。

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意図的とも思える隙間もあり
水はけを考慮したコンクリートブロック、
というところだろうか。

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犬の散歩にも何度もすれ違う。
とにかく、緑豊かなうえ
ふかふかとした部分が多く、
高水敷部は、足腰にやさしい。

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小金井市立前原小学校
のところまでくると
川は校庭の下に潜り込んでしまう。

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もちろん学校内には入れないので
学校の柵に沿って歩くと
そこには細い堀がありこんな掲示が。

「ここは昔の野川です。
 雨が降ると川の水が増えて
 危険ですので、
 中に入らないで下さい」

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水は流れていないが、
こんな水路が続いている。
増水時には活躍することだろう。

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昔の野川
河川工事され今は前原小学校の
校庭の下を流れている新しい野川
一旦分かれて、
またこの先で合流するようだ。

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合流地点はこんな感じ。
左の橋下が昔の野川
右の橋下が新しい野川
増水時にはどちらからも水が
手前方向に流れてくる。

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このあたりは市としては小金井市となるが、
「小金井」の地名は、
「黄金のように価値ある水が
 湧き出る井戸」が多くあることから
黄金井 = 小金井
が起源と言われているらしい。

引き続き緑の中を歩く。
流れてはいるが、草が茂っており
川面はほとんど見えない。

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子どもたちの声が聞こえてきた。
都立武蔵野公園」に出た。

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川の横、この広い野原は、
野川第二調整池

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野川の水位が上昇した際には、
洪水は越流堤を超えて調節池へ流入し、
川の水位が低下すると排水ゲートから
自然排水される仕組み。
貯留量はここだけで2万8千m3。
25mプール50杯分以上を貯められる。
野川の治水安全度向上を目的として、
約30年前、
1989年度に整備されたものらしい。

すぐとなりにはほぼ同じ規模の
野川第一調整池」もある。

川を少し逸れた
崖線部分を登る階段には
ムジナ坂」の名がついている。

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中学校の英語の教科書に
ラフカディオ・ハーンの
「Mujina」があったなぁ、という
古い思い出話で盛り上がる。
教科書の教材、恐るべし。
ウン十年前の内容を
思い出させる力があるのだから。

都立武蔵野公園を歩いていると、
西武多摩川線の下をくぐることになる。

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そこから先は
都立野川公園

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ひろびろとしていて緑が美しい。
崖線の上には
国際基督教大学(ICU)のキャンパスが
広がっている位置になる。

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何を捕まえようとしているのだろう?
水の中を歩く網を持った親子にすれ違う。

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崖線の上の「国立天文台」と
崖線の下の「調布飛行場」に
挟まれたような位置を流れる野川。
間には「野川大沢調整池」がある。

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ここは、
野球場+サッカー場
規模の面積があり、
野川第二調整池の2.6倍もの水を
貯留できる。
ここも地下ではなく越流堤を超えて
調節池へ水が流入する「掘込式」
見渡せるので規模を実感できる。
越流堤はこんな感じ。

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堤防と堤防の間、
堤外地の幅は広くなってきたが、
水が流れている低水路の幅は
それほど広くなっていない。

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御塔坂(おとざか)橋まで歩いたところで、
時間的にもいい時間となっていたので
「今日はここまでにしよう」
ということになった。

最後、近くの深大寺にお参りをして

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吉祥寺駅前まではバスで移動。
お待ちかねの夜の部に。
一日の行程を思い出しながら
ビールで乾杯。
鞍尾根(くらおね)橋以降、
ふかふかの緑の上を歩いたせいか
足の疲労感も
どこかやさしくてここちいい。

今回の野川に沿っての川歩き、
振り返ってみると
鳥とその鳴き声が印象に残る
「鳥ととともに」の一日だった。
カワセミ、うぐいす、ムクドリ、カモ・・・
(写真に収めるのが難しかったため、
 写真ではカワセミだけの
 紹介になってしまったが)
記憶に生き物の姿や声が
貼り付いているのはいいものだ。

 

 

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