唐津城とまちに残る石垣
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唐津城とまちに残る石垣
- 歴史がそばにある -
初めて訪問する佐賀県唐津市。
まずは唐津城から。
唐津城は、
松浦川が唐津湾に注ぐ河口の左岸、
満島山に位置している。
北面は唐津湾に面しており、
城の石垣が海にそびえる
城としては珍しい場所に位置している。
観光用案内板にもこんな城下町絵図が。
本丸の外側、二の丸御殿跡は
今は早稲田佐賀中学校・高等学校に
なっているが、
石垣はそのまま使われているようだ。
城の石垣(と思われるもの)は、
市街地化された場所でも
あちこちで目にする。
最初に立ち寄ったのは旧高取邸。
炭鉱主として成功した
高取伊好(たかとりこれよし:1850-1927)の
旧宅。
建物の規模が最大になった
昭和初期の状態が復元されている。
和風を基調としながらも
居室棟に洋間があったり、
大広間棟には能舞台が設けられていたりと、
見どころは多いが、
残念ながら館内での写真撮影は
許可されていない。
居室棟の周りには
土蔵、食料庫、使用人湯殿、家族湯殿、
貯蔵庫(ワインセラー)などもある。
写真が許されていた庭からの一枚。
高取邸の周りにも
石垣がそのまま残っている。
旧高取邸の近くには、
埋門(うずめもん)と呼ばれる
城から海岸に出るための出入り口門の
跡もある。
ここにも石垣が。
随所に残る石垣は、
本丸、旧高取邸、といった
いわゆる観光名所にいる時だけでなく、
なにげない散策の途中ででも
「歴史がそばにある」を感じさせてくれる。
歩いてこそ楽しめる雰囲気だ。
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