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2020年4月

2020年4月26日 (日)

そのためだけの漢字や動詞

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そのためだけの漢字や動詞

- 「そばだてる」のは耳だけ? -

 

新型コロナウイルスの感染拡大については
先が読めない日々が続いている。

様々な自粛要請が続く中、
言葉もきしみだしている。

たとえば、この写真

2004kinshiyousei

「公園内での飲食について
 禁止を要請します」

表示前に、港湾局内には
なにか言う人はいなかったのだろうか?

 

マスコミも
「休業要請に従わない施設を・・・」
と連日繰り返している。

要請なら、応じるか応じないか
従わないと言えば
普通それは「命令に」だろう。

 

「自粛要請に違反

も、もはや気にしていたら体がもたない。

「募ってはいるが募集はしていない」
と首相が答弁するくらいだから
もちろんコロナに始まったことではないが。

そういえば、緊急事態宣言で
図書館が閉まっているため
ウラがとれなかったのだが、
産経新聞(2020年4月??日)には、
こんな内容の記事があったらしい。

英語では先頭のkを
発音しないことがある。
knifeなどがその例。
これ、実は日本にも有る。

それが kyousei

日本ではこれを「要請」と読む。

 

2020年4月7日に
緊急事態宣言が発出されたわけだが、
この「発出」という言葉も
実際に使われているのを
ほとんど耳にした覚えがない。

そもそも何に対して使える言葉なのだろう?
まさか「緊急事態宣言」のためだけ
ってことはないと思うが、実は、
この「・・のためだけかも?」
と思うと個人的には
妙に嬉しくなってしまう。

汎用性のなさ、というのは
ある意味、非効率の代表のような指標だが、
だからこそそこには魅力もあるわけで
出逢うと思わずメモってしまっている。

特に漢字と動詞。

たとえば、
「福祉」の「祉」
「洗濯」の「濯」
などの漢字って、
最初の単語以外で使ったことがない。

「福祉」のためだけの「
「洗濯」のためだけの「
この「・・のためだけ」だ。

(濯ぐ(すすぐ)
 って言う訓があるじゃないか、
 と言われそうだが、
 実際に「すすぐ」と書きたいときは
 ほとんど「ひらがな」を使っている。
 濯を使った単語が
 他にひとつも浮かばない、
 という意味で「・・のためだけ」
 に分類している)

動詞にもある。
・そばだてる
・こまねく
・かしげる
・よだつ
・やつす
・てらう

そばだてる、のは耳だけだし
こまねく、のは手だけだし
かしげる、のは首だけだし
よだつ、のは身の毛だけだし
やつす、のは身だけだし
てらう、のは奇だけだし

この汎用性のなさがなんとも興味深い。

「福祉」の「祉」
「耳をそばだてる」の「そばだてる」

こういった、「・・のためだけ」の
漢字や動詞に気がついた方、
他にもいっぱいあることでしょう。
ぜひ教えて下さい。

そうそう、
もうひとつ大事な動詞があった。

揉みしだく

失礼しました。

 

 

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2020年4月19日 (日)

清音 濁音 半濁音・・・7音探し

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清音 濁音 半濁音・・・7音探し

- 「ピッチャー権田(ごんた)」から始まって -

 

あいうえお
の五十音図にあるのは「清音」と呼ばれ、

ガギグゲゴ
などは「濁音」と呼ばれる、

ということを教わったのは
小学校のときだっただろうか?

「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」
という新書を
書店で思わず手にとってしまったのは
題名のインパクトに
つられてしまったからだ。


清音以外にはどんなものがあるのか、
学生時代を思い出して並べてみよう。

(1) 清音 :例 あいうえお
(2) 濁音 :例 ガギグゲゴ
(3) 半濁音:例 パピプペポ
(4) 拗音 :例 きゃ、ちゅ、しょ
(5) 促音 :例 いっか、ヨット
(6) 撥音 :例 ん、ン
(7) 長音 :例 ボール

実はこの7つの音の一覧を見て以来、

「これらを一度に全部含んでいる
 言葉(できれば単語)には
 どんなものがあるか?」

という、「妙な」問いが
頭の片隅から消えてくれない。

なので、高校野球の選手紹介で
「ピッチャー権田くん」の
「ピッチャー権田(ごんた)」
を聞いたときは、思わず
ひとりニヤニヤしてしまったし、

プロレスの技の名
「ジャンピング・ニー・バット」
を聞いたときも
「ヤッタ!」と思ってしまった。

7つの音を含むということは
(拗音には2文字必要なことを考えると)
最小は8文字ということになる。

慣れてくると
問題の条件を厳しくしたくなるもので
いつのころからか、
「最小文字数で探せ」が
条件に加わっていた。

8文字で探すと、たとえばコレ。
お年寄りがよく持っている
「ショッピングカー」(8文字)

Shoppingcar_a


ところが、つい最近になって
「じゃ」のような音を使えば
濁音+拗音となるので7文字も可能なはずだ、
ということに気がついた。

思い込みというのは恐ろしい、というか
気づくのが遅すぎる。
こんな簡単なことを見落としていたなんて。

和語に長音を使ってしまっているので
ルール違反ではあるが、
「11本(じゅーいっぽん)」
が許されればまさに7文字。

ジャンパーを着た少女の広告
「ジャンパーっ娘(こ)」
も7文字だが無理矢理感が強い。

長音を含む関係で
外来語系は避けられないと思うが、
もっと自然な(?)
「7つの音すべてを含む7文字の言葉」
を発見した方、
いらっしゃいましたらぜひ教えて下さい。

 

 

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2020年4月12日 (日)

不要不急、お前だったのか

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不要不急、お前だったのか

- 信濃毎日新聞の名言 -

 

新型コロナウイルスの感染が
都市部で急速に拡大している事態を受けて、
東京、神奈川、埼玉、千葉、
大阪、兵庫、福岡の7都府県に対して、
2020年4月7日「緊急事態宣言」が発出された。

中国中部の武漢市で61歳の男性患者が
新型コロナウイルスによる初の死者として
報道されたのは、
日本では2020年1月12日の新聞だった。

あれからわずか3ヶ月。
2020年4月11日時点で
感染は世界183カ国・地域に広がっている。
累計感染者は世界全体で162万人を超え、
死者は10万人を上回る。

半年前、こんな事態になることを
誰が想像し得たであろうか?

日経新聞が公開している
感染の世界マップを見ると、
まさに「全世界」を痛感する。

 

私自身は仕事が在宅となったため、
通勤時間は減り、
家にいる時間は長くなった。
それでも、
読むつもりで積んでいた本の山は
いっこうに低くなっていかない。

時間があるから本が読める、
というわけではないのだ。

東日本大震災のときもそうであったが、
時間があっても、心が不安定というか
不安感が強いと読書は進まない。

本が読めるということは
ほんとうに贅沢な時間だったのだなぁ、を
改めて思い知らされる。

 

ハーバード病院の医師および
医学部の教員によってレビューされた
信頼できる資料のみが日本語を含めて
なんと35言語で公開されている
COVID-19 Fact Sheets
が立ち上がったり、

全世界で、日々発表が続いている
COVID-19関連の3000以上の論文を
最新のNLPアルゴリズムを使って整理し、
リアルタイムで
注目論文がわかるようにした
COVID-19 Primer
が立ち上がったり、

まさにネットインフラをフル活用した
全世界レベルでの情報公開は
画期的に進んでいる面もあるが、

大正8年(1919年)つまり100年前の
内務省衛生局の「流行性感冒予防心得」
を見ると

Taisyo8nen

1.病人または病人らしい者、
 咳をする者には近寄ってはならぬ。

2.たくさん人の集まっているところに
 立ち入るな。

3.人の集まっているところ、
 電車、汽車などの内では
 必ず呼吸保護器(ガーゼマスク)をかけ、
 それでなくば鼻、口、を
 「ハンケチ」手ぬぐいなどで
 軽く被いなさい。

4.塩水かお湯にて、たびたびうがいせよ、
 うがい薬なればなおよし。

とあり、個々人のできる防衛法は
100年経っても、
なにひとつ進歩していない。

 

イタリアはじめ世界各国からは、
経済活動が抑えられたことで
空気が澄み、水がきれいになって、
景色はもちろんのこと、
鳥や魚が昔のように戻ってきている、
というニュースも聞く。

こうなると、自然環境において
人間とコロナ、どちらがウイルスなのか

という問いをも
投げつけられているのかもしれない。

 

直接のワクチンではないが
新型コロナ肺炎の死亡率とBCGワクチン接種政策の関連
を見ると、日本での死亡率が低いのは
日本で行われているBCG接種
なんらかの相関がありそうだ。
このあたりも今後
精緻な調査が進むことであろう。
(ページ中央の
 新型コロナ肺炎の死亡率(対数表示)と
 BCGワクチン接種政策の関連/OECD加盟国
 のグラフ(動画)だけでもぜひご覧下さい)

 

いずれにせよ、たいへんな状況の中、
エッセンシャルサービスとして
医療、物流、食品、交通などに
携わっている方々に対しては
感謝の念を禁じ得ない。
ほんとうにありがとうございます。

 

新型コロナ感染に関し、
明るい気持ちになれないニュースが続く中、
思わず頬が緩んでしまった
トピックスがあったので、
今日はふたつだけ紹介したい。

まずはこの写真。

2004clothed

右上にA Gentlemen's Clubとあるが
つまりはス○リップ劇場らしい。
米国のこの劇場も
4月30日までは閉まるようだ。

ただ閉館の掲示がシャレている。
[closed] ではなく [clothed]
4月30日までは「服を着ている」と。


もうひとつは、
信濃毎日新聞 2020年4月8日の記事。
コラム斜面の冒頭

不要不急、お前だったのか。
いつも経済を回してくれていたのは。

うまい! 最高の名言だ!

 

いつまで続くかわからない緊急事態宣言。
「戦う」「撲滅」という言葉を
目にすることが多いが、個人的には
探す道はそこではないと思っている。

そんな思いも込めて
朝日新聞 2020年4月3日の記事にあった
福岡伸一さんの言葉を
最後に添えておきたい。

かくしてウイルスは私たち生命の
不可避的な一部であるがゆえに、
それを根絶したり
撲滅したりすることはできない。

私たちはこれまでも、
これからもウイルスを受け入れ、
共に動的平衡を生きていくしかない。

 

2020年4月7日夜、
スーパームーン。

「あの日は月がきれいだったなぁ」

かつてないニュースに覆われた夜を
いつかそう思い出すことだろう。

 

 

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2020年4月 5日 (日)

音楽ライブラリ管理ソフト「MusicBee」

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音楽ライブラリ管理ソフト「MusicBee」

- その気にさせるソフトの魅力 -

 

ここに書いた通り、私は
携帯音楽プレーヤ「ウォークマン」を
カセットテープの時代から愛用している
長年のウォークマンユーザだ。

時代とともにカセットテープ、CD、MD、
そしてメモリタイプへと
音楽を聴くメディアも変化してきた。

考えてみると
カセットテープやCDの時代には、
メディアそのものが
まさにライブラリだったわけだが、
MP3フォーマットに代表される
電子ファイルで
音楽を聴くようになってからは、
媒体としての「モノ」は
見えなくなってしまった。

同時に、音楽データの管理、
つまりライブラリの管理は
専用のアプリケーションに
頼らざるを得なくなった。

もちろんそこには音楽を再生する
プレーヤとしての機能も必須だが、
今日はライブラリの管理機能をメインに
話を進めたい。

iPodが登場したときの
Apple「iTunes」のVer.1も
SONY「SonicStage」のVer.1も
どちらも同じ2001年に登場している。

以降、Appleは一貫してiTunesの
バージョンアップを繰り返しており、
2019年に「ミュージック」
発表してはいるが、
Windows版iTunesの方は
まだしばらく続く予定らしい。

一方、SONYの方は
いったい何を考えているのか、
この20年間に
単なるバージョンアップではなく、
アプリケーション自体を次々と変更してきた。

そのため、私がウォークマンのために
PCにインストールしたものだけでも
 (1) SonicStage
 (2) x-アプリ
 (3) Media Go
 (4) Music Center for PC

と4種もある。

加えて、主にpodcastを聴くために
 (5) iTunes
も一時使っていたので、
計5種類のライブラリソフトが
混在していたことになる。

 

これだけいろいろなアプリケーションが
ありながら、

SONYの方は、
名前も含めて大規模な変更を
何度も繰り返してきているのに、
肝心な操作性がUIを含めて
ちっともよくならないし、

iTunesの方は、
バージョンアップが繰り返されるたびに
どんどん重くなってしまっているし、

と、どちらに対しても
ストレスが溜まっていた。

そのうえ、

どの曲とどの曲がまとまって
一つのアルバムとなるか、の
「アルバムの管理」
アルバムのアートワーク、つまり
「ジャケット写真」の扱い
テーマに沿って曲を集めた
「プレイリスト」の管理
等に統一した指針がなく、

ライブラリを維持・管理しようとすると
メインとなるアプリケーションを
変更するたびに組み替えたり、
作り直したりする作業が必要になっていた。

特に、複数のアーティストが混在している
コンピレーションアルバムに関しては、
意図しない動きになることも多く、
整理の意欲そのものを
削(そ)がれている面があった。

そんな折、「MusicBee」の存在を知った。

少し調べてみると実にいい。

というわけで、
ハードウェアとしては
SONY ウォークマン NW-A16のままだが、
ライブラリ管理アプリケーションのほうは
過去の資産も含めて
MusicBeeに完全移行することに決めた。

まだまだ初心者だが、これまでのところ
移行してほんとうによかったと
思っている。

【MusicBee のお薦めポイント】

(a1) フリーソフト
  無料はありがたい。
  最初のリリースは2008年。
  11年以上も更新を続けている。

(a2) 軽快
  起動も検索もはやく、
  動きがキビキビしていて気持ちいい。
  
(a3) CDからのRippingがより正確
  lameが同梱されているが、
  エンコーダを選ぶことも可能。
  AccurateRipを使った確認もできる。

(a4) パネルレイアウト等、変更が容易
  どこに何を表示させるか、
  変更が簡単にできる。

(a5) MP3タグ編集が簡単
  コンピレーションアルバムはもちろん、
  2枚組やフォーマット別の
  アルバム定義も簡単にできる。
  フォルダごとにファイルが
  まとまっているようであれば
  フリーソフト「Mp3tag」を使って、
  事前整理をしておくとさらに効率的に
  作業が進められる。

(a6) アートワークの設定が容易
  自動検索もできるうえに、
  Amazonその他からの埋め込みも
  簡単な操作で可能。

(a7) プレイリストが柔軟
  プレイリストの保存形式を
  「M3U(#EXT)」にすると
  SONYウォークマンへの転送も
  再生も全く問題なし。
  追加・削除・変更の自由度も高く軽快。

(a8) ファイルの再整理が簡単
  「メディアファイルを自動的に整理」
  という機能を使うと、
  インポートしたファイルや
  フォルダの名前を
  事前に定義しておいた統一形式に
  再整理して保存することができる。

  たとえば形式を
   アルバムアーティスト\アルバム
   \ディスク-トラック番号 タイトル
  と定義すれば、
  過去にRippingしたファイルも含めて
  統一ルールによる再整理が可能。

とまぁ、お薦めポイントはたくさんある。

しかも
「MusicBee 使い方」あたりで検索すると
詳しい使い方を
丁寧に説明してくれているページも
たくさんあるので、
疑問があっても多くの場合
すぐに解決できる。

とにかく
「音楽・音声ファイルも
 PCにいっぱい溜まっているし
 すっきり整理したいな」
と思ったとき、まさに
「よし! やろう!」
とのやる気にさせる、
その点が特にすばらしい。

「iTunes」も「Media Go」も
「Music Center for PC」も
仕方なしに「アプリに合わせて」
使ってはいたが、
納得できない奇妙な動きが散見され
「よし! やろう!」
とのやる気にはどうしてもなれなかった。

MusicBeeのおかげで
今はずいぶん整理が進んだ。

軽快かつ明快に作業が進められるので
作業ストレスが小さいことも魅力。

現状お使いの音楽アプリの
ライブラリ管理機能に不満を感じている方、
ぜひ、お試しあれ。

最新版はこちらからダウンロードできる。

 

 

(全体の目次はこちら

 

 

 

 

 

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