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2018年9月 2日 (日)

オーストリア旅行記 (54) マリア・テレジア(3)

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オーストリア旅行記 (54) マリア・テレジア(3)

- シェーンブルン宮殿 -

 

軍隊を強化する一方で、
「スペクタクルが必要だ」と言っていた
マリア・テレジアは、
一大事業、シェーンブルン宮殿の
大改造に着手する。

ウィーン観光の目玉のひとつ、
今日はシェーンブルン宮殿を訪ねたい。

【シェーンブルン宮殿】

P7169211s

門を入ると、真正面に
壮大な黄色い建物が広がっている。

シェーンブルンとは
「美しい泉」という意味
で、
17世紀初頭、マティアス皇帝が
当時この地にあった狩りの城の森で
美しい泉を発見したことに由来している。

狩りの城はのちに
トルコ軍に破壊されてしまったため、
レオポルト1世の時代、1696年に
「フランスの
 ヴェルサイユ宮殿をしのぐものを」
と新しい城の建設工事が始まった。

P7169214s

 

宮殿前広場も広々としている。

P7169215s

宮殿の設計は
オーストリア・バロック最大の建築家
フィッシャー・フォン・エルラッハ。

婚礼のお祝いにこの城をもらった
マリア・テレジアは、
さらなる本格的な大改造に着手する。

工事はエルラッハ亡き後も続き、
18世紀半ば
マリア・テレジアの時代にその完成をみる


彼女の大改造の結果、完成したときは
1,441室の大宮殿になっていた。

中心から左右に翼を広げた宮殿は180m、
外壁の色は
マリア・テレジアの黄色とよばれる
高貴な色に塗られている。

のちに庭園側から撮った写真を
先行して一枚貼ってしまおう。

P7169246s

 

1,441室ある宮殿内部も、
その一部は一般に公開されているので、
音声ガイドを聞きながら
一部屋づつ丁寧に回ることができるのだが、
残念ながらここも部屋は写真撮影禁止。

印象に残った部屋のメモを
並べただけでも・・・

フランツ・ヨーゼフが人々と会っていた
高価なクルミ木材を使用した
「クルミの間」

フランツ・∃-ゼフが息を引き取った
質素な「寝室」

長い髪が濡れるのを防ぐ
ヘアーハンガーと呼ばれる輪が
壁に取り付けられている
「エリーザベトの浴室」

幼いモーツァルトが
マリア・テレジアの前で
ピアノを弾いた「鏡の間」

演奏会は大成功だったという。

幅10m、長さ40mの大ホールで、
マリア・テレジア時代に
祝典行事用広間になった
「大ギャラリー」

小さな宴会が催された部屋だが、
豪華さでは光っている
「小ギャラリー」

燭台用の青い陶器が美しい
「中国の丸い小部屋

19世紀、宮廷将軍たちの食堂だった
「馬の間

中国趣味で青の色彩が美しい
「青の中国サロン」

寄木張りの床と
漆の板張り壁が豪華で
未亡人となったマリア・テレジアが
おもに住んでいた「漆の間」

ナポレオンが
ウィーンを征服したときに使っていた
「ナポレオンの部屋」
時の皇帝フランツ1世は、
娘のマリー・ルイーズを
ナポレオンと結婚させた。
その息子ライヒシュタット公爵は
ナポレオン失脚後、
幽閉されるようにこの部屋で暮らし、
21歳で病死した。

無数のインド細密画が壁にはめ込まれた
ローズウッドの重厚な壁が印象的な
総工費が当時の通貨で
100万グルデンかかったという
「百万の間」

1830年にフランツ・ヨーゼフが生まれた
「寝室」
マリア・テレジアも使用した
天蓋付きベッドがある。

細かいことはともかく、
特定の地域や文化ばかりに偏っていない
「多彩さ」が特に強く印象に残る

 

宮殿内の写真は撮れなかったが、
外はもちろんOK。
まずは美しい庭を少し散策してみよう。

P7169233s

中央正面の噴水を目指す。

P7169235s

振り返ると宮殿が正面に。

P7169237s

花々も手入れが行き届いていて美しい。

P7169248s

噴水を越えて、
シェーンブルンの丘の上に建つ
「グロリエッテ」を目指す。

緩やかに丘を登る。

P7169269s

だんだん角度が変わってくる。

P7169275s

途中には大きな池も。

P7169284s

芝生に寝転がって、
のんびりしている人も多い。

P7169273s

少し高い位置に来たので、
前方右側遠方にはウィーン市街地、
シュテファン大聖堂の塔も小さく見える。

丘の一番上、
「グロリエッテ」に到着。

P7169268s

全体の長さ135m、高さ26m、幅15m。
1757年に、プロイセン勝利と
戦没者慰霊のために建てられた
ギリシャ建築の記念碑。

距離感を伝えることは難しいが、
このグロリエッテを
宮殿から見るとこんな感じ。

P7169339s

真正面、丘の上に
小さく見えるのがグロリエッテ。

庭の広さが多少は伝わるだろうか?
距離感、規模感が麻痺してしまう
広くて美しい庭だ。

 

 

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