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2017年12月24日 (日)

オーストリア旅行記 (18) 頭蓋骨の教会と遊覧船

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オーストリア旅行記 (18) 頭蓋骨の教会と遊覧船

- 遊覧船のデッキで -

 

少し高いところに登って
ハルシュタットの小さな町を
見下ろしてみるとこんな感じ。

P7138335s

下の写真左側、鍾塔の見える
カトリック教会に行ってみた。

P7138383s

ここの墓碑は、
木製のものが多い。

P7138354s

鉄細工の墓碑が印象的だった
ザルツブルクの
ザンクト・ペーター教会の墓地とは対照的。

P7138352s

墓地に植えられた草木が
ちょうど花をつけており
墓碑との組合せが美しい。

P7138340s

教会そのものは
大きくはないが、中に入ると
信者でなくても神聖な気持ちになる。

P7138349s

墓地の奥には、バインハウスと呼ばれる
建物が建っている。

P7138353s

ここは入場料が必要だが
中に入ってビックリ!

P7138356s

すべてほんものの頭蓋骨。
しかも、生没年や花や葉などなど、
様々なものが丁寧に描き込まれている。


P7138358s

頭蓋骨の下には、大腿骨か(?)
大きな棒状の骨が
薪のように積み重ねられている。


P7138361s

土地が狭く、
墓地が十分確保できなかった
ハルシュタットでは、
埋葬後10-20年を経たら、遺骨を取り出し、
そこに次の遺体を埋めるという風習が
あったらしい。
その、掘り出した遺骨を納めたのが
バインハウスだ。

それぞれの絵には
どんな思いが込められているのだろう。

 

教会から湖畔に戻ってきた。

湖側から町や山を見てみたくなり、
1時間程度で一周する
遊覧船に乗ってみることにした。

出発直後の景色がコレ。

P7138385s

近くの黄色い建物は
ゼーホテル グリューナー バウム
(Seehotel Grüner Baum)というホテル。
皇妃エリザベートも
滞在したことがあるという。

P7138384s

家並みのかわいらしさと対照的な
迫るような山の迫力が、
湖からだとよくわかる。

P7138388s

湖畔沿いの道には人が小さく見える。

P7138391s

振り返ると教会の塔も小さくなっている。

P7138392s

町から少しはずれると
建物の雰囲気も少し変わってくる。

P7138396s

世界最古の塩抗
「ハルシュタット塩抗」
に向かうための
ケーブルカーもよく見える。

P7138402s

風が気持ちいい外のテーブル席、
たまたま相席となったのは、
新婚旅行中のカップルだった。

P7138407s

オマーンから来たと言う。
「オマーン」を知っているか?
と聞かれたので、
「yes」と答えたが、
知っているのはサウジアラビアの近く
アラビア半島の先の方、という
だいたいの国の位置くらい。

そう言えばサッカーの
ワールドカップのとき、
日本と深く関わるエピソードが
あったような、とぼんやり浮かんだのだが、
記憶があやふやで
話題にできるほどはっきりしない。

P7138410s

一週間、
ヨーロッパを新婚旅行で回るという。

新婦、奥様の手の甲には、
紺色の細い線で、
細かく美しいレース模様が
丁寧に描かれている。
ヘナタトゥーと呼ばれる
「消える」入れ墨の話を聞いたことがあるが
このことだろうか?

単なるおしゃれのひとつなのか、
宗教的な意味があるのか、
そのあたりのことが
全くわからなかったので、
「きれいだな」とは思いつつ、
「写真を撮ってもいいですか」
とはとても聞けなかった。

雰囲気のいい、おふたり。
どうぞ末永くお幸せに。


P7138452s

写真と言えば、この遊覧船上に、
我々夫婦以外に日本人がふたりいた。

30代の娘さんとお母さんの二人組み。
カメラを持ってウロウロしているとき、
「写真を撮っていただけませんか?」
と日本語で声をかけられた。

母娘並んでの写真を撮りたかったようで、
もちろん喜んでシャッターを押したが、
その際、少し話をした。

P7138458s

ウィーンにツアーで来ており、
オプショナルツアーで
ハルシュタットに来たとのこと。
もちろん日帰り。
その自由時間に遊覧船を選んだのだとか。

「海外に母と来るのは
 初めてではないのですが、
 これまでもツアーばっかりで。

 今回も
 ウィーンから電車に乗って
 自力で来ることも考えたのですが、
 途中にどうしても一度乗換えがあり、
 その乗換えがうまくできるか自信がなくて、
 結局バスで連れてきてくれる
 オプショナルツアーにしちゃいました」

あちこち連れて行ってくれるツアーから
自力で動く個人旅行に
挑戦したい、踏み出したいという意欲が
会話の端々から感じられる。

あと一歩、ほんの少しの勇気。

「大丈夫。
 ぜひ挑戦してみて下さい。
 その思いさえあれば、
 きっとうまくいきますよ」

口に出しては言わなかったが、
そんな思いをたっぷり込めて
「どうぞ、よいご旅行を」
と笑顔で別れた。

 

 

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