オーストリア旅行記 (7) サウンド・オブ・ミュージック(その3)
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オーストリア旅行記 (7) サウンド・オブ・ミュージック(その3)
- 踊る人、ポーズをとる人 -
オーストリアのザルツブルク発、
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の
ロケ地ツアーの三回目。
これまで同様、
映画のDVD/Blu-ray
で補足・確認しながら、
振り返ってみたい。
(以降、映画からのシーンは黄色枠で)
バスの中での大合唱で
盛り上がっているうちに、
バスはモントゼー(月の湖)の湖畔にある
小さな町に到着した。
【モントゼー教区教会】
トラップ大佐とマリアが
結婚式をあげるシーンに使われた教会。
ここの内部はまさに映画のまま。
多くの祭壇に取り囲まれている
特徴的な教会内部だが、やはり正面、
主祭壇の豪華さには目を奪われる。
映画にもアップで登場している。
もちろんここは映画のままだ。
教会は、黄色が美しいこんな建物で、
充分画になると思うのだが、
なぜかこの外観は映画には出てこない。
結婚式場の鐘塔を思わせる
この映像が一瞬映るものの、
よく見ると、
屋根も窓も時計も違っていて、
この教会の映像ではないようだ。
教会のあるモントゼーは湖畔の小さな町で、
通り沿いには土産物屋や飲食店が多い。
カラフルなファサード(建物の正面)には
思わずカメラを向けたくなる。
きれいな配色ではあるものの
人工的な色が並ぶ町並みとは対照的に
周囲はほんとうに美しい緑と
山々の景色に囲まれている。
ザルツブルク新市街に戻ってきた。
バスによる見学はここで終了。
ここからはバスを降りてすこしだけ歩く。
降車の際には、車内、
この曲がエンドレスに繰り返された。
「さようなら,ごきげんよう
(So Long, Farewell)」
映画にならって、歌いながら、
ひとりずつバスから降りて消えてゆく。
バスの中での大合唱で盛り上がった仲間たち。
映画をよく知った人ならではの
ノリノリのアクションに、
ただ単にバスを降りるだけなのに
ここでも笑い声と拍手が続く。
【ミラベル庭園】
バスを降りて向かったのは、
新市街のミラベル庭園。
映画の中では「ドレミの歌」を歌いながら
マリアと子どもたちが元気に駆け抜けていく。
右側に写っている
ペガサスの像のある噴水は、
映画では上から撮影されている。
マリアが歌った緑のトンネル
では、思わず同じように
踊りだしてしまう人たちも。
庭園入口もこんな感じで
当時のまま。
庭園内の「妖精の庭」にも
映画と同じ像がそのまま残っている。
妖精の像はほかにもいろいろ並んでおり、
陽気な女性たちは、像の回りで踊り、
ポーズを取り合っては、はしゃいでいる。
楽しそうな雰囲気に思わず
「写真を撮ってもいいですか?」
と聞いたら、"if you want!"
今見ても、あの時の明るい笑い声が
聞こえてくるようだ。
ドレミの歌のクライマックス、
歌の最後は庭園のここ。
後ろにホーエンザルツブルク城塞が見える。
最後にまとめて見てみよう。
【ドレミの歌】のミラベル庭園部分。
この庭園で4時間のツアーは終了。
饒舌なだけでなく、
いつのまにか皆の気持ちを引きつけていた
人柄のいいガイドさんにお礼を言いながら、
ツアー仲間は庭園内に散っていった。
我々夫婦は、
バス内での大合唱の余韻に浸りながら
計画もはっきり立てないまま
気ままな市内観光に繰り出したのだが、
ザルツブルク市内は
映画のロケ地で溢れているため、
あとから映画を見返すと、
「あっ、ここも!」がいっぱい。
というわけで、
ツアーは終わってしまったものの、
旅行記のほうは
サウンド・オブ・ミュージック関連で
繋ぎながら、もう少し続けてみたい。
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