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2016年4月

2016年4月24日 (日)

和語の「ミドリ」は色じゃない

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和語の「ミドリ」は色じゃない

- 「みどりご」に残る本来の意味 -

 

関東地方は、ソメイヨシノの季節が終わり、
新緑が本当に美しい季節になってきた。

若い時にはそれほど気に留めなかった
「新緑の美しさ」が、最近とみに心に沁みる。
これもまた歳をとってきたせいなのだろうか?

緑(ミドリ)と言えば、
加藤徹著「漢文の素養」光文社新書

に、興味深い記述があったので、
今日はその部分を紹介したい。
(以降、水色部は本からの引用)

 

ヤマト民族は、言うまでもなく
中国から伝わってきた漢字や漢文から
多大な影響を受けて
「日本人」になってきた。

そもそも
「日本」「日本人」という呼称自体が、
和語(やまとことば)ではなく、
漢語である。

きょうは、
漢字や漢文の影響の一例を
「色」に見てみよう。

【中国人の色彩表現】

中国人は、古来、
色彩感覚に敏感な民族であった。

例えば、同じミドリ色でも、

 緑 (りょく) 
     植物系の暖かいミドリ
 碧 (へき)   
     宝石のような無機質で冷たいミドリ
 翠 (すい)   
     カワセミの羽のように
     光かがやく高貴なミドリ

など、まったく違う語で言い分けた。

 

では、ヤマト民族のほうは、
どうだったのだろう?

【ヤマト民族の色彩表現】

 これと対照的に、古代ヤマト民族は、
色彩を表す言葉をあまりもたなかった


和語の

 赤は「明 (あか) し」、
 青は「淡 (あわ) し」、
 白は「著 (しる) し」、
 黒は「暗 (くら) し」、

という明暗濃淡を示す語の転用である。

現代日本語でも、

 明るい太陽を「真っ赤な太陽」、
 淡く輝く月を「青い月」

などと言うのは、古代の名残である。
現代日本人の目に、
 太陽の色がレッドに見えたり、
 月がブルーに見えているわけではない。

 

では、「ミドリ」を見てみよう。

【和語のミドリ】

和語のミドリは
もともとは色彩ではなく触感を表す語で、
和語ミヅ(水)の派生語である。

例えばミドリゴ(嬰児)は、
みずみずしい肌のふくよかな赤ちゃん、
という触感的表現である。
「緑色の赤ちゃん」という意味ではない

(ちなみに「ミドリの黒髪」は、
 濃緑色のつやがある黒髪を意味する漢語
 「緑髪」の訓読語で、
 こちらは色彩語である)。

 

【触感語から色彩語に】

 ヤマト民族は六世紀ごろから、
本格的に漢字を学び始め、
漢字で自分たちの言葉を書き記すようになった。

和語ミドリには、「緑」という漢字をあてた。
たしかに「緑」は、みずみずしい草や
木の葉の色を表すのにふさわしい漢字である。

しかし、緑にはグリーンという色彩の意味もあった。

その結果、
いわゆる「軒を貸して母屋を取られる」現象が起きた。

触感語だった和語ミドリは、
漢語の緑の意味に引きずられ、
純粋な色彩語に転じてしまった
のである。

和語ミドリの本来の意味は、
「みどりご」という熟語のなかで、
「生きた化石」のように保存されることになった。

なんともうまい表現だ。

  和語ミドリの本来の意味は、
  「みどりご」という熟語のなかで、
  「生きた化石」のように保存されることになった。

なぜか、硬い化石に
「みずみずしい肌のふくよかな赤ちゃん」が
しっかりと守られている絵も浮かんでしまう。
不思議だ。

 

 

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2016年4月17日 (日)

最優先は被災者救護のはず

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最優先は被災者救護のはず

- 報道は邪魔するな -

 

14日(2016年4月14日)から、
熊本地方を中心に九州で大きな地震が続いている。

被災された方々、心からお見舞い申し上げます。

ネットを見ると、

報道のためのヘリコプターの音が大きくて
被災者の声が聞き取れない。
土砂災害からの救出の妨害になっている。

とか、

炊き出しをもらいに行った人が
テレビ局の車が多すぎて
車を停められず貰えなかった。
何を優先すべきか考えて行動してください。

とか、

被災者の悲痛な叫びが、
ツイッター等に
リアルタイムに溢れているのに、
マスコミは完全に無視。

被災者の邪魔をして、
自分たちのエゴを押し通すあの報道姿勢は
ほんとうになんとかならないものだろうか。

生き埋めになった人の声をかき消し、
炊き出しをもらいに来た人の
駐車スペースを塞いでいる。
災害のたびに言われ続けているのに、
「今回もまた」だ。

一社でも
「被災者のことを最優先に考え、
 自分たちは**しかしません」
といった英断をすれば、
徳のある姿勢として、
必ず多くの支持が得られると思うのだが。

 

今回、
14日夜の「M6.5 震度7」 のあと、
16日深夜「M7.3 震度6強」 があった。

新聞では、
15日は、
「最大震度7を記録した本震の後
 15日午前1時までに震度3以上の余震
 24回発生した」
と報道していたのに、
16日は、
「気象庁は、16日の地震を一連の
 地震の「本震」とする見解を示した」
となって、本震が入れ替わってしまった

Wikipediaには、本震とは
「地震発生時にある地域で一定の期間内に
 連続して発生した地震のうち、
 最も規模の大きかったものを言う」
とある。

つまり、
「本震」は(連動して「前震」「余震」も)
そもそも後から名付けるものらしい。

だったら、まさに進行中のど真ん中で、
無理やり細かく使い分けることは、
意味がないのではないだろうか。
(今回のように、
 「本震」のあとに「本震」が来るなら、
 ある時点での
 『あれが「本震」です』という報道には
 なんの意味もない)

もともと被災者にとっては、
余震だろうが、本震だろうが
人が勝手に決めた名前なんて
全く関係ないわけだし。

前震・本震・余震にどうしても分けたい、
つまり名前が必要だ、という人がいるのなら、
あとからゆっくり付ければいい。

 

そう言えば、YouTubeには、
こんな動画があった。

「熊本直下型地震シミュレーション」

これは、2年前、2014年3月にアップされたもので、
もちろん実際に放送されたものではない。

でも、この震源地と震度分布(1:20)には驚く。
もう一度念のために書く。
これは
実際に放送されたものではない、
 2年前のシミュレーションだ

 

参考までに、今回実際に起こった
2016年4月16日の震度分布を
NHKのニュース画像から貼っておく。

Kumamoto04160125

シミュレーションを
どなたが作ったのかは知らないが、
ご本人が一番驚いていることだろう。

これ以上、被害が大きくならないことを祈って。

 

 

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2016年4月10日 (日)

共生関係が、水中も水底も養う

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共生関係が、水中も水底も養う

- サンゴ礁の豊かな生態系 -

 

サンゴと
その体内にいる褐虫藻(かっちゅうそう)との
共生関係を
「きれいな海」には「餌がない」?
と、
サンゴが木のような形に成長するわけ
で見てきた。

では、この二者間で成立している良好な共生関係は、
サンゴ礁の豊かな生態系に、
どのように結びついていくのだろうか?

その点に注目しながら、引続き

本川 達雄 著
「生物学的文明論」新潮新書

を読んでいきたい。
(以下水色部、本から引用)

 

【体を覆う粘液】

 サンゴは大量の粘液を分泌して、
体の表面をすっぽりと覆っています。
・・・
 粘液は
口のまわりにある細胞から分泌されます。

分泌されたばかりの粘液は透明で、
サンゴの表面にぴったりと張り付き、
食品のラッピングフィルムのように体を覆います

この粘液が大きな役割を果たす。

 

【粘液の役目1:清潔に保つ】

体の表面に堆積物がたまれば、
光が体の中に入りにくく、
褐虫藻の光合成の妨げになります。

粘液のフィルムで覆っていると、
ゴミがみな、フィルムにくっつきますから、
しばらくたって汚れがひどくなったら、
それを剥ぎ落として、
新しいフィルムに貼り替えてやればいい。

粘液のフィルムは、体を清潔に保つための、
使い捨てのラップフィルムなのですね。
サンゴはフィルムを定期的に貼り替えます

たとえばあるハマサンゴは、
満月ごとに貼り替えています。

ここでの「清潔」とは、共生している
褐虫藻の光合成を妨げないように
きれいにしておく、の意、というわけだ。

 

【粘液の役目2:体の保護】

大潮の時、浅いところにいるサンゴは、
水面から外に出てしまうことがありますが、
その時には、大量の粘液を分泌して体を覆います。

粘液には保水能力がありますから、これで、
体が乾燥してしまわないようにしているのです。

また、とつぜん砂などの粒子が
たくさん降り注いできたり、
高温や低温、雨などによる
海水の塩分濃度の低下などが起こっても、
サンゴはさかんに粘液を分泌して身を守ります

 

【粘液の役目3:他の生物の餌に】

 粘液は炭水化物やタンパク質が連なった
高分子でできており、
他の生物たちの良い食物になります。


 サンゴの体から剥がれ落ちた粘液は、
海水中を漂い、
その半分以上はすぐに海水に溶けます。

粘液が溶けた海水は栄養がありますから、
その中で、バクテリアがさかんに増殖します。

それが動物プランクトンのよい餌になって
動物プランクトンが増える。

するとそれを食べて、より大きな動物が増え、
それをもっと大きな動物が食べて、
というふうに食物連鎖が進んでいきます。

ここで、いよいよ共生関係を越えた
他の生物との関係が登場する。
サンゴ自体が餌を作り出しているわけだ。

 

【粘液は水中も水底も養う】

一方、海水に溶けなかった粘液は
集まって塊状になり、やがて海底に沈みます。

そして海底に棲んでいる
底生バクテリアの餌となり、
そのバクテリアが
底生動物たちの餌となっていきます。

このように、粘液は
水中を泳いでいる生きものも、
水底(みなぞこ)の生きものも、
どちらも養っています。

 

【生物多様性にあふれるサンゴ礁】

 サンゴ礁には
じつにさまざまな生きものが棲んでいます。
ところが、サンゴ礁をとりまいている外洋には、
あまり生物がいません。
外洋の水は貧栄養だからです。

・・・

サンゴ礁のさまざまな生きものたちを
養っている食べものは、元をたどれば、
褐虫藻が作り出したものです。

サンゴと褐虫藻の
たぐいまれな共生と無駄のないリサイクルが、
生物多様性にあふれたサンゴ礁生態系を
作り出しているのです。

このあと話は、
サンゴの天敵オニヒトデからサンゴを守る
サンゴガニとサンゴとの共生の話にも
広がっていくのだが、
その部分は、本のほうに任せたい。

興味のある方は、
ぜひ本を手に取ってみて下さい。

褐虫藻が光合成で作り出したエネルギーを元に、
動物であるサンゴが粘液を作りだす。

それはサンゴ自体の体と
褐虫藻の光合成を守るものでもあるけれど、
同時にそれは海中に溶けて栄養にもなる。
その栄養を元に食物連鎖が進んでいく


サンゴと褐虫藻との二者間の共生関係が、
豊かな生態系に繋がっていくしくみが
実にわかりやすく解説してある。

生物多様性を支えているのは「餌」なのだ。

 

 

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2016年4月 3日 (日)

サンゴが木のような形に成長するわけ

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サンゴが木のような形に成長するわけ

- 動物なのに植物のように -

 

前回、北海道新幹線開通の
ニュースを聞いて思い出した
36年前の青函トンネルの新聞記事の話
急に割り込ませてしまったが、
今日は、話が途中になってしまっていた
サンゴの話に戻りたい。

ちょっと間が空いてしまったので、
再開する前に、これまでの話を
簡単に復習しておこう。

ある海域に多くの魚が生息しているとき、
それは
「豊富な餌が、そこにある」
ということを意味している


自然界に餌がある、ということは
植物がある、ということと同義だ。

肉食、草食に関わらず、
食物連鎖のピラミッドを考えればわかる通り、
すべての餌は最終的には植物にたどり着くからだ。

ところが、魚が豊富なサンゴ礁には、
藻も、植物プランクトンも、
つまり「植物」が見あたらない。

植物プランクトンが
水中を浮遊していないからこそ、
水の透明度が高い、とも言えるわけで。

ではなぜ、
透明度が高いきれいな海のサンゴ礁に、
多くの魚が生息できるのか?


それは、サンゴの体内に
植物プランクトンの一種、
褐虫藻(かっちゅうそう)が共生しているから、
(前回)までの話。

引続き、

本川 達雄 著
「生物学的文明論」新潮新書

を読んでいきたい。
(以下水色部、本から引用)

 

サンゴと褐虫藻(かっちゅうそう)の共生。
前回は
サンゴ側のメリットをピックアップしたので、
今日は、
褐虫藻側のメリットを取り上げてみたい。

 

【メリット1:堅牢な石の家】

・・・
安全な家に棲まわせてもらえることです。

褐虫藻は、(中略)
ふらふら泳ぎ漂(ただよ)っていれば、
動物プランクトンに食べられる危険があります。

 サンゴは硬い石のコップをつくって、
その中に棲んでいます。

石の家は安全。

褐虫藻もその中に棲まわせてもらっていますから、
やはり安全です。

最初に浮かぶのはやっぱりコレ。
まずは物理的に守ってくれている。

 

【メリット2:刺胞(しほう)による保護】

 この家は硬いだけじゃなく、
さらに安全のための装備が備わっています。

サンゴはイソギンチャクやクラゲの仲間、
つまり刺胞(しほう)動物の仲間です。

この仲間はみな刺胞をもっています。
クラゲに刺されますよね。
この刺すのが刺胞です。

刺胞は100分の1ミリほどのごく小さいカプセルで、
この中から毒針が飛び出していって刺さり、
そうして、
動物プランクトンを捕まえて食べます。

 サンゴの家は石造りの上に、
刺胞という飛び道具まで備わっているのですから、
ものすごく堅固な要塞です。

「100分の1ミリのカプセルからの毒針」とは、
なんと小さな飛び道具だろう。

 

【メリット3:光合成をしやすい形に】

 サンゴは、より日当りの良い方向へと、
マンションを建て増ししながら成長します。
そうすると、褐虫藻の光合成量が増えるからです。

 サンゴの群体の形には、
木の枝の形や葉っぱの形をしたものが多い
のですが、
葉っぱのような平たい形は、
表面積が広く、たくさんの日光を集めやすい形です。

木の枝の形は、丈が高くなり、
海底に固着している面積あたりにすると、
より多くの日光を集められる形です。

サンゴは動物ですから、
木や草の形をとる必然性はない
のですが、
褐虫藻にたくさん日光が当たるように配慮して、
木や草のような形になっているのです。

動物であるサンゴが
植物のような形に成長していく
のには、
こういう背景があったのだ。

 

【メリット4:紫外線を吸収】

 熱帯のギラギラした太陽は、
藻類にとって両刃の剣です。

光合成に十分な光を与えてくれますが、
有害な紫外線も強い

赤道上空では紫外線を吸収するオゾンの層が薄いし、
海水の層も紫外線をあまり吸収してくれません。

 生物にとって、紫外線は有害です。
殺菌灯に紫外線ランプが使われているのはこのためです。
植物の場合、強い紫外線が当たると葉緑体が破壊され、
光合成できなくなってしまいます。

 サンゴは紫外線を吸収する
フィルター物質(マイコスポリン様アミノ酸)
をもっています。

これを褐虫藻の上に置いてやる。
すると紫外線がカットされた後の光が
褐虫藻に当たる
ので安全です。

サングラスまでかけてあげているような
手厚い保護。

 

【メリット5:強い可視光の調節】

・・・サンゴによっては、
紫外線のみならず強い可視光をもカットする
物質をもつものがいます。

この物質は蛍光タンパク質で、
褐虫藻より上側に存在していて、
光を反射したり、
光をより波長の長い安全なものに
変換したりすることによって、
下の褐虫藻を守ります

同じ蛍光タンパク質を、
違った形で使うサンゴもいる。


【メリット6:弱い可視光の調節】

 サンゴが見られるのは水深の浅い場所です。
太陽光は水中を進んで行くうちに、
どんどん吸収されて弱まります。

水深100メートル以深ではサンゴはみられません。
光が弱すぎて褐虫藻が光合成できないからです。

 浅いところのサンゴでは、
蛍光タンパク質は褐虫藻より上側にあるのですが、
より深いところのサンゴでは逆で、
蛍光タンパク質が褐虫藻の下に位置しており、
いったん褐虫藻を照らして
通り抜けてきた光を反射して
下から再度褐虫藻を照らし返します


こうして少ない光を
より有効に使えるようにしているのです。

・・・

 ちなみにこの蛍光タンパク質は、
下村修先生がクラゲで発見された
GFP(この発見でノーベル賞をとられました)
の仲間
です。

強い光を弱め、弱い光を強める、
共に生きているというよりも、
褐虫藻のために生きているのではないか、とさえ
言いたくなるような貢献度。

 

【メリット7:栄養面での恩恵】

 植物は光と水と二酸化炭素があれば、
主食である炭素化合物を
つくりだすことができますから、
食べる心配はほとんどないのですが、
それ以外の栄養素については、
やはり体外から取り入れねばなりません。

人間が植物を栽培する場合には、
肥料として与えてやることになります。

 肥料の三大要素が、
窒素・リン・カリウムです。

ただし海水中にカリウムはたくさん含まれていますから、
褐虫藻にとっては、窒素とリンの二つが問題。

窒素はタンパク質をつくるのに必要ですし、
リンは、遺伝子であるDNAをつくるのに必須
です。

 リンと窒素。サンゴ礁や、
サンゴ礁をとりまいている外洋の海水中には、
これらがあまり含まれていません。
だから藻類や植物プランクトンの生育が悪いのです。

 サンゴは動物プランクトンをつかまえて食べ、
リンや窒素を手に入れます。
食べたら排泄しますが、
排泄物にはリンや窒素が含まれてきます。

その排泄物を
褐虫藻はサンゴの体の中で直接貰い受けます。
直接ですから無駄が出ません。

排泄物からとはいえ、
まさに無駄のないリサイクル。

 

【メリット8:二酸化炭素】

 サンゴが捨てたものを褐虫藻が利用するのは、
リンや窒素だけではありません。

サンゴが呼吸の結果吐き出す二酸化炭素を、
褐虫藻は光合成の原料として利用します

・・・
 ただしこういう言い方をすると、
「どうせ捨てるのだから、
 お使いになるならどうぞ」
というスタンスでサンゴは二酸化炭素を
渡しているように聞こえてしまいますが、
じつはそんなものではないようです。

サンゴは海水中から、
わざわざエネルギーを使って
二酸化炭素を体内に取り込んで、
褐虫藻に渡すこともしています

 

ザックリまとめただけでも、
褐虫藻にとってのサンゴとの共生のメリットは、
上に並べた通り8つもある。

ここまでくると、共生というよりも
「ひとつの生物」と言ってもいいのではないか、
というレベル。

本川さんは、こんな表現を使っていた。

サンゴは、日当り良好、
紫外線カットフィルター付きの
サンルーフのあるマンションに、
褐虫藻をすまわせてやっているのですね。

この良好な共生関係が、
なぜ豊かな生物環境を生むことになるのか、
この話、もう一回だけ続けたい。

 

 

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