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2014年12月

2014年12月27日 (土)

40人が決めるフランス語

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40人が決めるフランス語

- 1992年、ホロコーストは「新語」? -

 

フランスのウラ出張報告(?)は前回までにUpした通りだが、
スクラップブックをめくっていたら、
古い新聞記事にこんなものを見つけた。

『闘うフランス語「英語支配」への挑戦』
という連載記事。

「アカデミー・フランセーズ」とフランス語について、
興味深い話が書いてあったので、きょうはそれを紹介したい。

以下、水色部は、
  2005年4月20日 朝日新聞
  闘うフランス語「英語支配」への挑戦 ③
からの引用。

まずは話の大前提、「アカデミー・フランセーズ」とは、から。

アカデミー・フランセーズ
フランス語の純化と保護を目的とした国家機関。

ルイ13世時代の宰相リシュリューが1635年に創設。
正しい言葉遣いを常に監視し、必要な勧告をする。
成果は標準フランス語の辞書づくりに反映される。

各界の知性を代表する40人の会員は終身制。
空きが出るたびに立候補を募る。
03年にはジスカールデスタン元大統領も選ばれた。

すンごいですね。
フランス語の純化と保護を目的とした国家機関、ですから。

もちろん日本にはそんな組織はないが、
「日本語の純化と保護を目的とした国家機関」って
想像すらできない。

 

コンピューターをコンピューターと呼ばないくらいだから、
ソフトウェアやダウンロードといった言葉にも、
それぞれ「ロジシエル」「テレシャルジェ」という
フランス語名がある。

・・・

新語や外来語に目を光らせるのが、
仏政府の各省庁にある用語の専門委員会だ。
担当分野で見つけるたびに言い換え案を練る。
それをアカデミー・フランセーズが承認すれば官報に載り、
正式なフランス語となる。

例えば、画像や音声を記録するCD-ROMには、
「セデロム」というフランス語の発音をそのままあて、
96年5月、男性名詞で登録された。

日本語と違って、新しい名詞を登録する際には、
性の指定も必要になるわけだ。

では、登録された語が載る辞書は、どの程度の頻度で
更新されるのであろう。

「新しく正しいフランス語」は、
アカデミー・フランセーズの標準辞書に収録され、
フランス語圏で使われる言葉として認定される。

ただ、改訂はアカデミー370年の歴史でもまだ8回。
92年に1巻が出た第9版(全4巻)は、
8版から60年ぶりの改訂だ。

60年ぶりの改訂!?!
1932年から1992年の間にあったことを思うと、
どれだけの新語が生まれた、というか必要だったことか。

 

その間、第二次大戦や冷戦があり
膨大な新語が生まれた。
9版は8版の倍近い約6万語を収録する予定で、
フランス語の世界がそれだけ広がるともいえる。

ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)からユーロ、ファックス、
アンテルネット(インターネット)まで

様々な「新語」のほか、外来語もにぎやか。

米国系はチューインガムやバーベキュー、ケチャップなど。
日本語からもボンサイ(盆栽)、
イケバナ、カミカゼ(自爆行為)などが収録された。

ホロコーストが「新語」として登場する1992年の辞書
たった40人が目を光らせ、フランス語を「決めていく」組織。
しかも終身制。

それが現在にわたり400年近くも綿々と続いている。
時間の感覚も、組織の感覚も、まったく理解できないが、
ちょっと謎めいているこの不思議な感じはなんともいい。

 

ことしも一年、どんなきっかけかはわかりませんが、
「はまのおと」を読んでいただきありがとうございました。
来年もボチボチ続けていこうと思っています。
今後共どうぞよろしくお願いします。
皆様、よいお年をお迎え下さい。

 

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2014年12月21日 (日)

Midnight in Paris

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Midnight in Paris

- 夜の散歩篇 -

 

フランス出張時の「サヴォア邸」訪問他、
フリーの時間に撮った写真を少し載せたら、
「夜の写真はぜんぜんないの?」のリクエストをもらった。

というわけで、パリの景色、夜篇を。

ウッディ・アレン監督の映画「Midnight in Paris」は
いくつかの時代を行き来する
脚本も映像も凝っているなかなかいい映画だったが、
こちらは2014年11月のパリの夜の写真だ。

 

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夜のセーヌ川クルーズ。
世界中からパリに集まった仕事仲間とのクルーズなので、
ロマンチックな雰囲気はまったくないが、
夜景はどこを見てもほんとうに美しい。

 

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セーヌ川にかかる橋はそれぞれに趣が大きく違っている。

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下を通る際には、船に付いている照明が
橋の下を照らすので、夜でもかなり細いところまで
見ることができる。
船の移動に伴って影が大きく動くので、
昼間よりも立体感がより強調されている感じだ。

 

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ノートルダム大聖堂もこんな角度から。
セーヌ川沿いには、かなり寒いのにカップルもちらほら。
男性二人組が妙に目につくのはパリのせい?
左下の二人も男男のカップル。

 

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金曜の夜は、
通称オペラ座のあたりからブラブラしながら、
夕食の店を探すことにした。

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オペラ・ガルニエ
シャルル・ガルニエが設計したオペラ座。
171の公募作の中から選ばれたものらしい。
完成は1875年。今から約140年前。日本では明治の始め頃。

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彫刻も装飾もまさに豪華絢爛。
建物が魅力的で離れがたく、なかなか歩き出せない。

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ようやく移動開始。
少し離れて見た全景も美しい。

 

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通り沿い、マカロンのディスプレイもハデハデ。

 

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ルーヴル美術館の近く、「ここはいったいどこ?」というほどの
ラーメンストリートに遭遇。
しかも、いくつかの店の前には現地の人も含めて大行列!
この人気はなに?!!

 

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一週間の仕事終了の開放感から、食後は、
ルーヴル美術館を通り凱旋門にむけてゆっくり歩くことにした。

 

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ルーヴル美術館。入り口のピラミッドを入れて。

 

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カルーゼル凱旋門。ルーヴル美術館の真ん前。
目立たないが彫刻と石が美しい門だ。

 

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ここもまだ、ルーヴル美術館の一部

 

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セーヌ川の向こうには、オルセー美術館と
雲に突き刺さったエッフェル塔が見える。

 

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アレクサンドル3世橋を望む。

 

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コンコルド広場。
余計なものを、と思わずにいられない観覧車が回っている。
左側に建っているのはエジプトから運んできたオベリスク。
ここはご存知、ルイ16世やマリー・アントワネットが処刑された場所だ。

 

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シャンゼリゼ大通りの正面には、
有名な凱旋門が小さく見える。

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シャンゼリゼ大通りの歩道の一部は、
クリスマスマーケットとなっていた。

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陽気な屋台が並ぶ。

 

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夜の散歩の終点は
ナポレオンが「世界最大の門を」と望んだ凱旋門。
やはり近くで見ると迫力がある。
ナポレオンの命により着工されたが、
完成はナポレオンの死後19年経った1840年。

とにかくパリはどこを見てもくやしいくらい絵になる。

では、逆に、パリの人が来日した際、
東京で案内したいところってどこだろう?

 

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2014年12月14日 (日)

パリの空の下

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「パリの空の下」

- 写真を撮る時は気をつけましょう。 -

 

フランス出張、最終日の自由時間の話の続き。

サヴォア邸で気持ちはかなり満たされたが、
帰りの飛行機までにはまだ時間があったので、
パリに戻ってもう少し観光することにした。

電車に乗ると、偶然にもミニライブに遭遇。
ご夫婦か、アコーディオンとモンキータンバリンのみ。

いやぁ、うれしいなぁ。
真っ昼間、パリに向かう電車の中、
生演奏でシャンソンの名曲「パリの空の下」。
思わずチップを入れて、写真を撮らせてもらった。

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後半、技巧的な曲も披露していたが、
やっぱりシャンソンでしょ。
ゆるやかな3拍子、でもワルツのような感じではなく
6/8拍子のような軽やかさが
発音のあとちょっと音が膨らむアコーディオンにぴったりだ。

 

パリに戻ってから向かったのは、
「蚤の市」クリニャンクール(Clignancourt)
とにかく広い、と聞いていたので
なにかおもしろいものが見つかるかも、と。

4号線メトロの終点まで行ってあとは歩き。

駅から出るとオシャレとは程遠い、いかにもの雰囲気。

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駅のそばは安っぽい衣類の店だらけだ。
もともと安いものを求めに来ているのだから
安い分にはいいが、
ヘンに高級品を気取っているような「安っぽい偽物」は
一番魅力がない。

正真正銘の安物の魅力で勝負しなくっちゃ!?

私自身は、雑貨に掘り出し物がないか、と思っていたのだが、
駅からは延々と魅力的ではない衣類のテントが続く。

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そんな中、どう見ても偽物でしょ、という
ヴィトンもどきのバッグを山のように持ったお兄さんが
妙にたくさんウロウロしている。

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だれに言われるでもなく、
スリに気をつけよう、という気になり、
バッグを固く身に寄せる。

写真も思わず控えめ。
とはいえ、
あるところで写真を撮った。

すると、
偽物バッグを持ったお兄さんが突然追いかけてきた。
フランス語でまくし立てているので、
何を言っているのかわからないのだが、
調子はかなり強く、妙に怒っている。

無視して歩いていると、もうひとり走って寄ってきた。

「ヤバイ!」
足早に逃げようとするが追いかけてくる。

言っていることはたぶんこうだ。
「今撮った写真に、俺達が写っているだろう。
 それは困る。
 特に顔が映っていたら俺達にとって都合が悪い。
 なんとかしろ」
身振り手振りと語調からすると
そんなことを怒鳴っているように思える。

足早に逃げながら回りの様子を伺った。
これだけ大勢の人が見ているのだから、いきなり
「すべてを奪われる」はないだろう。

でも、写真で怒っているのは明白だ。
もしこれ以上揉めることになったら、
カメラをそのまま手渡してでも、逃げて身を守ろう。
そんなことを考えながらいつのまにか小走りになっていた。

なのにまだ足音が聞こえる。
その直後、追ってきていたひとりが私の上着の一部を掴んだ。

「ダメか」

とにかく身の安全だ、いざとなればカメラを諦めよう、
そこまで決心して振り返った私は
急に立ち止まって、かなり大きな声でひと言
「ノン!」と言った。

するとふたりは驚いたように顔を見合わせ、
なにやら捨て台詞をはくと、
さっきまでの勢いはどこへやら、
とぼとぼと来た方向へ戻っていった。

「ふぅ」
なにが起ったのだかよくわからないが、
実害はなく、とにかくよかった。
緊張したぜ。

おかげでもうそれ以上
蚤の市をうろつく気力はすっかりなくなってしまったので、
さっきのふたりに再び会わないよう、
大きく大きく遠回りをして駅に戻った。

 

サヴォア邸、クリニャンクールと
郊外を回ってきたがようやく?パリ中心部に。
かつての中央市場の跡「フォーロム・デ・アール」
というかその横(?)へ行ってみることにした。

「フォーロム・デ・アール」は
今はショッピングセンターになっているのだが、
現在、その横に大きな博覧会場が建設中なのだ。
その建築現場が市民に公開されているという。

というわけで、そちらを覗いてみることにした。

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建築現場はもちろん塀に囲まれているが、
その塀を乗り越える形で、
建築現場を見る見物台が作られている。

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簡単な説明の掲示板もある。
緩やかな曲線を描く巨大な屋根が美しい。

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ポンピドー・センターの近く。
円形の商品取引所の横。

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コンテナを重ねたような簡易版ながら、
作業員の宿舎? 事務所?も掲示板と同じ配色で統一感あり。
向うに見える大きな教会はサントゥスタッシュ教会。

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その後は、家族への土産を探しながら街の中を散策。

よく聞くパリのレンタサイクル。
ここは場所柄か、あまり利用されていないようだ。

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パリの証券取引所

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街並みはどの通りも実に絵になる。

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オペラ座も、いつ見ても迫力がある。

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ちょっとだけデパートも覗いてみた。
有名な「ギャラリー・ラファイエット」
クリスマスモードでものすごい人の数。

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楽しい時間はあっという間。
蚤の市ではヒヤッとしたが、
「サヴォア邸」と「パリの空の下」を思い出しながら
予定通り夜の便で無事日本に帰ってきた。

 

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2014年12月 6日 (土)

Villa Savoye (サヴォア邸)

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Villa Savoye (サヴォア邸)

- 「建築は写真ではわからない」 -

 

「ボンボン」の女性
丁寧に道案内してもらって到着したサヴォア邸。
いよいよご対面だ。

20世紀の住宅の最高作品の一つ」の入り口にしては、
中学校の裏門のようで妙に味気ない。
人ひとりが通れる程度にしか開いていない。

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すこし林の中を歩く。秋の落ち葉がサクサクと心地よい。

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いきなり右側前方が大きく開け、その全景が飛び込んできた。

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緑の芝生の中、真っ白な箱が浮いている。

遠巻きにゆっくり歩いて全景を楽しむ。

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まだ、全景を眺めているだけ。
近くに寄ってもいないのに、
強く感じるこのオーラはなんなんだ。

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写真だけでしか見たことがなかったときに抱いていた、
マイナスの印象がどんどん溶かされていく。

おい、ずいぶん簡単じゃないか、オレ。

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確かに形は単純だ。
特徴ある横長の窓は印象的なるも
タダの白い直方体と言えばそれまでで
無機質といえば無機質、
美しくデザインされた形というわけではない。

ところがこのインパクト。どう言えばいいのだろう。

放射してくるような魅力ではなく、
むしろ逆で、
引き込まれるような「引力」の魅力がある。

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一軒家ながら、
360度、どの角度からも全景が眺められるという
立地条件も、くやしいくらいこの建物には合う。

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依頼主、ユジェニー・サヴォワ夫人は、
1928年9月付の短い手紙の中でいくつかの希望を
ル・コルビュジエに伝えている。

その中のひとつがなんと
3台の車を入れることのできるガレージ」。

モータリゼーションの時代を先読みしていたのか、
80年以上も前に、そんな注文を出すなんて。

ピロティで家全体を
2階以上に押し上げたような形になっているその1階部分は、
全体が車回しになっていて、
そのまま玄関前に車で乗り付けることができる。

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1階平面図を見てみよう。

Savoye1f

1階の壁面のカーブがまさに車の回転のまま。
注文の「3台の車を入れることのできるガレージ」は
残念ながら公開されてはおらず、
中を見ることはできなかった。(1階平面図右側)

ただ、1階部分の外壁の多くが
庭の芝生と同じ緑色をしているので、
まさに2階以上が浮き上がっているように見える。

我ながら情けないくらい簡単に
全景で魅了されてしまい、
闘争心はすっかり萎えてしまった。
「ほんとうに強いものは敵を作らない」
なぜかこの言葉がふと頭に浮かぶ。

 

全景を外から眺める分にはタダ。
玄関からの入場料は7.5ユーロ。
気分がすでに高揚していたせいか、
その時のレートで日本円にすると千円以上になるのに、
全く高いとは思わなかった。

さぁ、中に入ってみよう。

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玄関ホールには解説本等、小さな売店のコーナがある。
すぐ横の螺旋階段のカーブが印象的だ。

 

さて、この家を語る時、必ず出てくる言葉があるので、
それだけ簡単に触れておこう。

それはル・コルビュジエ自身が提案したと言われる
「近代建築の5原則」

(実はこれは翻訳の間違いで正確には
 「新しい建築の5つの要点」ということらしいのだが、
 フランス語にも建築にも詳しくはないので
 個人的にはどちらでも変わらない)

 1. ピロティ (1階の支柱)
 2. 屋上庭園
 3. 自由な平面
 4. 水平連続窓
 5. 自由な立面


とにかく、サヴォア邸ではこの5つが
みごとに具現化されている。

鉄筋コンクリートの登場は、
石壁が床を支えるような石造りの家では不可能だったことを
次々と可能にしていった。

壁ではなく、柱が構造を支える。
それにより部屋も壁も自由に配置できるようになった。

水平連続窓も、まさに石造では不可能だったもののひとつだ。
石造りでは縦に細長い窓にするしかない。

大きな窓によって、近代建築の重要な特性となる
光と透明度が建物にもたらされることになる。

石造りから鉄筋コンクリートへ。
それによって獲得された自由を、制約からの解放を
ル・コルビュジエは、
まさに謳歌するように形にしてみせている。

 

訪問者が感想を書き込むノートが置いてある。
日本語のコメントもちらほら。落書きも楽しい。

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2階に上がるには、螺旋階段とスロープの両方がある。
平面図[2]のスロープをゆっくり上ってみる。

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2階の平面図。

Savoye2f

平面図[5]の螺旋階段は2階でも美しい。

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2階がまさにご夫妻の居住スペース。
平面図[6]のリビングはこんな感じ。

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大きな大きなガラス窓はテラス側にある。
80年前、こんな大きなガラス窓は作れたのだろうか?
と思うくらい大きい。

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テラス側からリビングを覗くとこんな感じ。

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テラス部の立面にも窓と同じ高さの穴が
横長に大きくあけてある。

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2階にある平面図[7]のキッチン
さすがに水回りには時代を感じる。

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大きな収納棚と料理を出し入れする窓口。
棚にはアルミニウム製の引き戸がついている。

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平面図[13]の浴室
デザインされた長椅子、カーテン、
天窓からの光。演劇の舞台のようだ。

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実際に風呂に入っているところを考えると
かなり色っぽい、というかエロい。
絶妙な曲線を描く長椅子のせいだ。

 

スロープから2階のテラスを眺めながら
ゆっくり3階に上ってみよう。

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3階の平面図

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3階はまさに屋上庭園のみ。

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風よけの壁でデザインされている。
壁の穴からはセーヌ川が眺められたらしいが、
残念ながら今は見えない。

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室内に使われている色は少ないが、
一部の壁は単色で塗られており、インパクトがある。

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特に、天窓からの光を効果的に使っている廊下は、
印象的だ。

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二度も三度も、グルグルと家の中を行ったり来たり。
あぁ、こういうふうに見えるのか、という発見が続く。
いゃぁ、来てほんとに良かった。

名残惜しくて、最後に回りをもうひとまわり。

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ル・コルビュジエ設計の上野の国立西洋美術館を
美術品ではなく建物をメインに訪問してみたい、と
改めて強く思いながら帰途についた。

 

しつこいけれど、もう一度。
これは80年以上も前の家だ。

「建築は写真ではわからない」
をまたもや痛感したひとときだった。

それを喜んで、写真で報告しているのは、
確かに矛盾しているのだが。

 

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