ホテルの条件:高級感や装備では補えないもの
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ホテルの条件:高級感や装備では補えないもの
- 出張中のホテルから -
現在、米国ノースキャロライナ州(NC)のCharlotteと、
カリフォルニア州(CA)のIrvineに出張中。
日曜日の朝、ホテルでこれを書いている。
日本とCAの時差が16時間、CAとNCの時差が3時間。
先週はそれぞれの場所にいる人たちと連絡を取りあいながら仕事を進めていたため、
自分自身の体調というよりも、
自分がどの時間帯にも所属しておらず、宙に浮いてしまったような
独特なボケ状態を体験してしまった。
「ここはどこ? 私は誰?」ではなく、
「私はどこ? 今はいつ?」という感じ。
これも一種の時差ボケと言うのだろうか?
NCとCA間の乗換え空港では、さらにその中間の時差もあったし。
さて、今回の出張では、3つのホテルを使った。
最初に泊まったところは、
「ネットは有料。しかも回線スピードによって料金を変えている。
冷蔵庫は小さなミニバースタイルで、
すでに商品がびっちり入っており、消費した分だけ課金される。
自分で買ってきたモノを冷やすスペースはない。
朝食は別料金で、選択肢豊富なバッフェスタイル」
というホテルだったが、今泊まっているところは、
「ネットは無料(追加料金無)。
キッチンには、大きな冷蔵庫と電子レンジ、
食器、コーヒーメーカー、
クッキングヒータに鍋、食洗機もある。
洗濯機も乾燥機も無料で使い放題。
部屋の机も、コンセントと照明が使いやすい位置にあり、
広すぎるほど大きい」
といういわゆる滞在型モーテルだ。
ベッドのクオリティなどは明らかに前者の方がいいのだが、
個人的には後者のほうが居心地がいい。
ホテルにおけるリラックス感とはなんなのだろう。
これまで、国内海外、業務出張、プライベートの旅行で、
ずいぶん多くのホテルに泊まってきた。
ビジネス系とリゾート系で求めているものは大きく違うとも言えるが、
「寝るという無防備な状態を心地よくすごしたい」という最も基本的な部分は
どちらも同じだ。
「静かで、清潔で、安全で」
この三点をきちんと満たしてくれれば、私にとってはいいホテルだ。
どれか一つでも欠けていると、高級感や装備の充実みたいなものを持ってこられても
それで補うことはできない。
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