« トルコ旅行記2012 (22) イスタンブール テオドシウスの城壁編 | トップページ | トルコ旅行記2012 (24) イスタンブール ヒッポドローム編 »

2012年11月25日 (日)

トルコ旅行記2012 (23) イスタンブール カーリエ博物館編

トルコ旅行記 2012/7/8-7/17 (旅行記の目次はこちら


(23) イスタンブール カーリエ博物館編


2012年7月15日

城壁を見たあと、「カーリエ博物館」を見学する。

建物自体は、11世紀に正教修道院として建てられたもの。
「コーラ修道院」とも呼ばれるが、コーラとはギリシア語で「郊外」の意味。
市街からは少しはずれた、テオドシウスの城壁のそばにある。
建築後、増改築を繰り返したが、オスマン帝国の時代になるとモスクに改装されてしまう。

モスクへの改装にあたっては、
聖堂内部の装飾が麻布と漆喰によって塗り込められ、
メッカの方向を示すミフラーブが作られ、
ミナレットが追加され、とアヤソフィアと同じような対応が取られている。

120715165210_img_3958s 120715173327_img_4013s

120715165521_img_3962s 120715170015_img_3963s

20世紀、トルコ共和国になってから、漆喰が剥がされ、
その美術的価値が認められて博物館となった。
正教会からモスクに、そして博物館に、という経緯もアヤソフィアと同じだ。
ただ、建物の大きさというか規模はずっとずっと小さい。

それでも、旧市街の中心地から少し離れたこの博物館に、
多くの観光客が訪れるのは、その中身、特にモザイク画とフレスコ画の質と量が
まさに圧倒的にすばらしいからだ。

 

【アナスタシウス(復活):フレスコ画】

120715170407_img_3971s 120715170336_img_3969s

イエスがアダムとイブを引き上げる場面。ビザンチン美術屈指の名画と言われている。

 

【聖母子と天使のドーム:フレスコ画】

120715170250_img_3967s 120715170305_img_3968s

 

正教とイスラム教がぶつかった歴史のある場所ではよく見かけるが、
イコンの目や顔は傷つけられていることが多い。

120715170442_img_3972s 120715170157_img_3966s

 

【最後の審判:フレスコ画】

120715170353_img_3970s 120715170510_img_3973s_2

 

聖堂の内陣にあるモザイクに寄ってみる。どなたの足もとかと言うと・・・

120715171146_img_3988s 120715171238_img_3990s

【ハリストス(キリスト):モザイク画】

120715171222_img_3989s

 

【生神女就寝(コイメシス・眠りの聖母):モザイク画】が扉口上部にある。大理石も美しい。

120715171314_img_3991s 120715171347_img_3992s 120715170855_img_3983s

 

窓枠にもモザイクによる装飾が。

120715170918_r0010489s 120715170927_r0010490s

 

【聖母とキリスト:モザイク画】

120715170806_img_3981s 120715170631_img_3977s 120715171604_img_3997s

ここまで拡大しても、モザイクであるかどうか、わからないほどなめらかな顔の表現。

120715171626_img_3998sa 120715170731_img_3980s 120715170652_img_3978s

 

モザイクで描かれている場面は全部で180以上。ビザンチン美術の傑作と言われているのもうなずける。

120715171424_img_3993s 120715171440_img_3994s 120715171455_img_3995s

多くのモザイク画は13~14世紀にかけてのもの。

120715171516_img_3996s 120715171847_img_4002s 120715171754_img_4000s

一部剥がれてしまっているものもあるが、どの作品もすばらしく、密度が濃い。

120715171941_img_4003s 120715172002_img_4004s 120715171818_img_4001s

ただ、狭いところで上ばかり見上げているので、首が痛くなってしまう。

120715172558_img_4009s 120715170547_img_3975s

14世紀にこれらのモザイクを追加製作させたのは、テオドル・メトキテスという
宰相にまでなった上流階級出身の人物だが、彼は後に失脚して全財産を没収され、
修道士としてここで余生を送ったという。

120715172011_img_4005s 120715172538_img_4008s

 

ミュージアムショップの上にもモザイク画。店用の飾りではなく本物。
本物のモザイク画の下に店を作っている。

120715170559_img_3976s

小さいけれど、ほんとうに見応え充分の博物館だった。

 

博物館の前には、こんな雰囲気のいいレストランが。水タバコを楽しんでいる人もいる。

120715172904_img_4012s

 

再び路線バスに乗り市街地まで戻ってきた。

 

夕食は、最後の晩なので、少し落ち着いた感じのレストランに入った。

120715192903_img_4064s_2 120715193936_img_4068s

まずはエフェスビールでこの旅行に乾杯し、食事に合わせてトルコワインでも、なんて考えていたのだが、
ロカンタ(大衆食堂)などに比べるとずっとおしゃれな店なのに、メニューを探しても酒類がない。

聞くと
「アルコールは一切おいてないンです」
「えぇ!」
そう言えばここは位置的にモスクのすぐそばだった。しかたがない。これもまたトルコならでは制約だ。
料理だけをじっくり味わいましょう。

120715194209_img_4069s 120715194257_r0010499s

料理はどれも申し分なし、◎。 最後はトルコ・コーヒーと甘いデザートで。

120715201717_img_4077s 120715202528_img_4080s

 

食後、夜のブルーモスクを見に行く。ライトアップされていて、夜は夜で美しい。

120715211105_r0010501s 120715211229_img_4085s

アヤソフィアも正面に見える

120715212228_r0010507s

夜のアヤソフィア

120715211446_img_4090s 120715211539_r0010504s

トルコ旅行最後の夜が更けてゆく。

 

今日はここまで。

 

お別れに、ちょっとだけ技術系のネタを。
この写真はカーリエ博物館で撮ったものだが、カーリエ博物館に限らず、
こんな観光ガイドをイスタンブールではよくみかけた。

120715165431_img_3961s 120715172326_img_4007s

アプリケーションのインストールが必要なようだが、スマホで展示物前にあるQRコードを読むと、
その説明が聞けるというもの。
ここイスタンブールでも、iPhoneの普及率というか見かける率はほんとうに高く、
スマホを利用した観光ガイドも、いまや特別なものではないのかもしれない。 

と同時に、日本発の規格ながら海外ではあまり使われていないとずーっと言われていたQRコードを
こんなインターナショナルな観光地の、一番目立つ場所でたくさん見かけるようになるなんて・・・

 

(24) イスタンブール ヒッポドローム編に続く。 (旅行記の目次はこちら

 

 

 

 

« トルコ旅行記2012 (22) イスタンブール テオドシウスの城壁編 | トップページ | トルコ旅行記2012 (24) イスタンブール ヒッポドローム編 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1756499/47949627

この記事へのトラックバック一覧です: トルコ旅行記2012 (23) イスタンブール カーリエ博物館編:

« トルコ旅行記2012 (22) イスタンブール テオドシウスの城壁編 | トップページ | トルコ旅行記2012 (24) イスタンブール ヒッポドローム編 »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ