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2012年10月 7日 (日)

トルコ旅行記2012 (9) カッパドキア 村の夜、村の朝編

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(9) カッパドキア 村の夜、村の朝編


2012年7月12日

ホテルに戻って、ローズバレーの夕焼けを見ながら夕食。

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贅沢な時間だ。

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こんなに景色のいいテラス席なのに、ほかに食べている宿泊客がちっともいない。

 

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景色も食事もゆったりした気持ちで堪能することができた。

 

食後、翌朝の空港までのシャトルバスを予約するためフロントに行くと、
「朝早くて朝食が食べられないだろうから、朝食用のサンドイッチを作ってあげよう」と言う。
「今夜、部屋に届けてあげるから」
これはうれしいサービスだ。
夜買い物に出ることを伝え、そのあとに届けてもらうように頼んだ。

夜の買い物は、前日、妻がみつけて気にしていた陶器店へ。

中に入ると多くの皿が壁一面に飾ってある。こんな部屋が数部屋。

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スカーフをした体格のいい、いかにもトルコのお母さん、という感じの方が店番をしている。

少し話を聞くと、店の皿はすべてそのお母さんとご主人の作品だとか。
すべてハンドメイド。似た柄はあっても同じ柄は一枚もない。
Family Businessと言っていたが、まさにご家族全員で作り、売っている。
店の隅のPCでゲームをしている中学生くらいの男の子二人は息子さんで、
彼らもいろいろ仕事を手伝っているらしい。

トルコ独自のチューリップやバラやカーネーションのデザインについて話を聞く。
すこし大きな鉢が欲しかったが、
持ち帰ることを考えて泣く泣く小さなものから選ぶことにした。
ほかにも土産用にいくつかを選んだ。

お母さんの口調は終始、自分たちの仕事、とりわけご主人の仕事への誇り、敬意に満ちていて、
聞いていてほんとに気分がいい。
ご主人の仕事ぶりの自慢はしても、商売の自慢はしない。
日本の客に少しでも多く売りつけよう、といった魂胆は微塵も感じられない。

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店頭の品々を、作っている人ならではの話を聞かせてもらいながら見ていたら、
「こちらへもどうぞ」と急に地下室のほうに案内された。

それまで真っ暗だった階段の明かりをつけてくれる。
「何があるのだろう」とわくわくしながら降りていく我々二人。

「これはまだ作っている途中なの」と模様が描きかけの、
まだ完成してない皿が階段の途中に置いてあったりする。

下にも上と同じような大きな部屋があり、壁にも同じようにずらりと皿や鉢が並んでいた。
ただ、上のお店のものが「商品」なら、こちらはまさに「作品」と呼びたくなるような品々。
模様といい、色といい、格が違うことが素人にもすぐにわかる。
大きさも大きなものが多い。もちろんご主人の作品群。
片隅の机に置いてあるトルコの大きな美術図鑑のページをめくりながら、
これはこの柄で、と伝統との関係も説明してくれる。

上のお店の商品も素朴な柄でおもしろいと思っていたが、
こちらはほんとうに美術品というレベルで美しい。
「もうイスタンブールに行った?」
「いえ、明日から」
「モスクや宮殿にあるイズニックタイルのこういった柄を注意して見てみて」
といくつかの典型的なトルコ伝統の模様を紹介される。
それらが大きめの皿に繊細に描かれている作品もある。

いゃぁ、いいものを見せてもらった。
さすがにこちらについてはひとつも値段が聞けなかった。
聞いてももちろん買えないし。
いぇ、額ではなくて持って帰れないし、ってこりゃいいわけか。

上の階に戻り、土産用に選んでいたものを精算。プチプチで丁寧に包んでくれる。

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お母さんの話しぶりというか人柄に触れ、ちょっと躊躇してしまった部分はあるが、
これまでトルコで何度もしてきたし、との思いから、精算の際値引き交渉を振ってみた。
するとお母さん、
「トルコでは安く仕入れて多くのマージンを乗せて売るのが
 特に観光客に対しては確かに一般的。
 だから値引き交渉は当然だが、うちはいま話した通り、
 家族だけでやっているFamily Businessなのでマージンは取っていない。
 なので、一切値引きはできないンです」
と毅然とした態度でキッパリ。

いいね、いいね、こういうの。不快感ゼロ。
「安くして売ろう」なんて全く思っていないところがいい。
気持ちよく支払いができること以上に、いい買い物はないのかもしれない。

お母さんがどんな方か気になります?
5年前の写真ですがUpしているサイトがありました。写真はココ
ねっ、いいお顔でしょ。
今はかなりふくよかになっていますが。

お母さんが妻に聞く。
「お子さんはいるの? 下の子はいくつ?」
「娘が二人いて、下は二十歳」と答えると
「いいわねぇ。特に女の子は。
 男の子はたいへん。
 そうやって夫婦二人で旅行ができるようになって、
 もう子育ての問題は終わった(finish)んだものねぇ」と。

どこの国でも子育ての気苦労は一緒、母は一緒、ということか。

もちろんこちらとしてはまだまだ終わった気は全くしていないが、
年頃の男の子二人の子育ては、仕事以上にいろいろたいへんなのだろう。

陶器店にはずいぶん長い時間いた。
土産に買ったいくつかの器と共に、ちょっとほっこりした気持ちで夜のギョレメを歩く。

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夜はまた、夜の雰囲気が楽しめる。

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照明で岩が違った表情を見せている。

 


2012年7月13日

 

早朝。
前日、興奮して乗った気球が今日もたくさん見える。

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村から眺めると気球のゴンドラの中が遠い夢のよう。

 

朝日に照らされた村の中を少しゆっくり歩いてみる。

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特殊な地形ではあるが、当然ながら普通の人々の生活がそこにはある。

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観光で来て、わずか二泊しただけなのに、村が、小さな通りが、なんだか妙に愛おしい。
硬い岩が柔らかく感じられるのは、単に岩の質感だけが原因ではない気がする。

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シャトルバスでネブシェヒル空港を目指す。
ギョレメ内のホテルを回って、同じ便の乗客を集めてから空港に向かう。
バス代は一人17トルコリラなので二人で34トルコリラ。
これに対して50トルコリラ札で払おうとしたら釣りがないと言われた。
釣りがない、と言われることが多いので、意識しての小銭の用意もかなり慣れてきた。

ネブシェヒル空港は、小さな空港。ボードにも我々の便の表示しかない。

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ホテルが朝食用に作ってくれたお弁当は、サンドイッチとりんごと水の3点セット。
もう十分すぎる量。空港で食べる時に撮ったらこんな。

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ターミナルビルからそのまま飛行機に乗れるボーディング・ブリッジはもちろんなく、
歩いて飛行機の下まで行く。

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便が少ないせいか満席。
イスタンブールまで一時間ちょっとで着くのだから飛行機はありがたい。

カッパドキアよ。
気球の女性パイロットと陶器店のお母さん、どうもありがとう。お元気で。

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途中、塩湖で有名なトゥズ湖が見える。

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さて、いよいよ最後の訪問地イスタンブールだ。

今日はここまで。

 

お別れに、ウフララ渓谷の猫を。

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(10) イスタンブール 海峡クルーズ編に続く。 (旅行記の目次はこちら

 

 

 

 

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それまで真っ暗だった階段の明かりをつけてくれる。
「何があるのだろう」とわくわくしながら降りていく我々二人。

↑ 笑い

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