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2012年10月14日 (日)

トルコ旅行記2012 (11) イスタンブール 新市街編

トルコ旅行記 2012/7/8-7/17 (旅行記の目次はこちら


(11) イスタンブール 新市街編


2012年7月13日

海峡クルーズを終え、着いたところはガラタ橋のたもと。
さて、ガラタ橋のたもとと言えば「サバサンド」、さっそく試してみることにした。

なぜか岸に横付けされたよく揺れる小舟の上でサバを焼いている。

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焼いた鯖をレタス、玉ねぎと一緒に「エクメッキ」と呼ばれるパンに挟んだだけ、という
実にシンプルなもの。注文するとその場で作ってパッと手渡してくれる。

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外の椅子に掛け、テーブルの上にあるレモン汁と塩を適当にかけて食べる。

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背骨もそのまま入っていたりするので要注意。
受け取るとまずはパンを開き、手で骨を取ってから食べ始めている人もいる。

屋外とは言え、あたりはまさに鯖を焼く匂いに包まれている。
ここの鯖は実はノルウェー産という話もあるが、味のほうはうまい。
食べる前は、「サバとパン?」と相性を考えてしまうが、食べてみると全く違和感がない。
元は観光客向けのものなのかもしれないが、食べているのも外国人観光客だけ、というわけでもなさそう。

サバサンドを頬張っている客の間を、コップに入った赤い液体を売り歩いている人がいる。

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「あれはなに?」

[Tursu]と書かれた屋台から配達している。飲み物?

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試しに買ってみる。

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中には、キャベツ、きゅうりなどが漬物として入っており、
一緒についているちょっと長めのスティックで、つついて食べる。
赤い液体は、ピクルスを漬けているまさに漬物水なので、かなりすっぱい。
ところが、多くの人達は実の部分はもちろん、その漬物水も飲み干している。

ものすごい暑さの中、サバサンドを食べながらの、このすっぱいピクルスが実においしい。
サバサンドとトゥルシュを汗をかきかき楽しんだあと、
ガラタ橋を渡って新市街の方に行ってみることにした。

 

ガラタ橋を渡った直後、こんな道具通りがあった。

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旧市街と違って高いビルも多く、街の雰囲気がずいぶん違う。
まずはガラタ塔を目指す。

遠くから見ると目立っている塔だか、近くまで寄ると塔自体はビルに隠れるようになり、探しにくい。
カッパドキアでのウチヒサルと同じような感じ。
強烈な暑さゆえ、たいした坂道でもないのに、かなりゆっくりとした足取りになってしまう。

ガラタ塔、塔の高さは67mしかないが、丘の上に立っているため、
新市街の中でもひときわ高く、目立っている。

塩野七生さんは

観光客というものは、なにか高いところがあるとすぐ登りたがるもので、

             塩野七生 「イタリア遺聞」

と書いていたが、まさにその通り、躊躇なく登ってみることにした。

エレベータと階段を使って展望台に到着。
吹きさらしの展望台は、通路が狭いもののまさに360度のパノラマが満喫できる。

 

新市街とボスポラス海峡。海の向こうはアジア側。

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ボスポラス海峡からマルマラ海方面を見る。左上、海の向こうはアジア側。

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金角湾の向こうに旧市街

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旧市街のトプカプ宮殿

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旧市街のアヤソフィアと通称ブルーモスク

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望遠で覗くとアヤソフィアはここから見ても迫力がある。

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旧市街から渡ってきたガラタ橋も見える。

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旧市街のシュレイマニエ・ジャーミィ

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アタチュルク橋と旧市街 

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この塔、もともとはビザンチン帝国時代の6世紀初め、灯台として建設されたものらしい。
日本では仏教が伝わってきたころ。まだ聖徳太子も生まれていない。

13世紀第四次十字軍遠征により破壊され、14世紀に再建。

 

17世紀、日本ではちょうど江戸幕府が始まったころ、
この塔から人工の翼をつけてアジア側に飛んだ人がいる。
名前はヘザルフェン・アフメト・チェレビ。
約三千メートルを飛び、アジア側の広場に無事到着したらしい。
四百年前の鳥人間コンテストだ。
翼を広げ、海峡を飛ぶ人間を、当時の人はどんな思いで見上げたことだろう。
飛行機とは違うとは言え、ライト兄弟の三百年前だ。

スルタンのムラト4世は、この発明に対し当初褒美を与えたりしたが、
なぜか、のちに彼を流刑にしている。
彼は、そのまま流刑地アルジェリアで亡くなったのだとか。
まさに命がけの発明・冒険だったわけだ。
ヘザルフェンという名は、それこそ、イスタンブールの小さな飛行場の名前として残っているらしい。

 

目の前に広がるすばらしい景色を眺めていると、
ヘザルフェンが翼をつけて飛び降りたくなった気持ちがよくわかる。

その後もこの塔は、監視塔、牢獄、天文台といろいろな使われ方をしながら残ってきた。
現在は展望台とレストランとなっている。

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ガラタ塔を出てからは、新市街のメイン通り、イスティクラル通りを目指すことにする。
途中、楽器店が並んだ通りを通る。
先の水道関連の道具・工具が目立っていた道具街といい、同類の商店が集まっている通りがある。
秋葉原、合羽橋、御茶ノ水あたりを思い出す。

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イスティクラル通りは、まさに「新」市街を実感する通り。

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人通りが多いばかりでなく、若者が好きそうな、新しい店が並んでいる。
ムスリムの衣装を纏った「観光客」ともよくすれ違う。

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色鮮やかな果物屋もある。

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途中、古地図を売っている店を覗く。
おもしろそうな本や地図が積んであるのだが、多くはトルコ語で読めない。
絵と図、数字だけを頼りにパラパラと眺める。
「何年頃の地図なんだ」くらいしか反応できないのがくやしい。

複製のせいか、値段の方はどれもそれほど高くはない。
長い筒となって荷物となるし、それでなくても広い壁がなくて貼れていない
地図やポスターが自宅にはすでにいろいろあるので、購入は見送ったが、
見やすく展示してあったので、この店だけでもゆっくり見れば相当な時間楽しめそう。

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OLD BOOKS MAPS ENGRAVINGSとある。engravingsとは版画、製版。

 

Sarayという老舗の甘いもの屋に寄ってお茶。

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メニューに変わったものをみつける。
Pudding made with rice flour and very finely chopped chicken breast

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しかも、Milky Dessertsの最初にリストされている。
鳥の胸肉、ササミの入ったプリン??
店のひとに確認するも、やはり鶏肉だと言う。どんなものだろう。よし試してみよう。

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味はほとんどわからないが、ササミの繊維質が食感として残っている。
全体としては米粉と書いてある通り、ういろうに近い感じ。

もちろん定番のものもいっしょに。

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一階には山のように甘いモノが並んでいる。

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KOTONという、トルコの若者に人気があるという店で、娘たちへの土産のシャツを買う。

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セールをしていてかなり安くなっている。で、人でごった返しているのだが、
冷房が効いておらずとにかく店内が暑い。

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いろいろ食べたい、とは思うものの、例によって暑すぎて夜になってもあまり食欲がない。

少し横道を散策。

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道の脇で水タバコを楽しむ人達。

横道もにぎやかで、美味しそうなロカンタ(レストラン)もある。

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ケバブを食べることにした。
このお店、「冷房あります」の張り紙にかなりひきつけられたことは否めない。
昭和の喫茶店か。

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確かに冷房は入っていたものの、実際にはほとんど効いていない。
量を食べられないので、「とにかく一番小さいもの」を頼んだ。
「ピテ」と言っていたが、それでも来たのはこんな感じ。
牛肉と鶏肉を頼んだが、牛肉の方が美味しかった。

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ガラタ橋、ガラタ塔、イスティクラル通り、タクシム広場、と歩いてきたが、帰りは、電車で帰ることにした。

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ジェトンというトークンを買って乗る。まずは坂を下る地下鉄。
急坂一区間のみ、のため車両もその角度に合わせて作ってあるケーブルカー。駅も車両も近代的で美しい。

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しかも、このアバウトなトルコで、次の電車の出発まで何分か、が、
なんと秒単位で表示されている。3分59秒後発だ。

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ケーブルカーだから正確な運行が可能なのだろう。
目しかだしていないムスリムの女性もイスタンブールではよく見かける。

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車両も完全に坂道仕様だ。

 

一区間だけ乗って、次のカバタシュでトラムに乗り換える。
こちらの車両もかなり新しいデザイン。

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ホテルの近くのレストラン。椅子席のほか、低いソファ席もある。

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ボスポラス海峡クルーズとガラタ塔からの景色で、
距離感も含め、全体の感じがかなりつかめた第一日目となった。

と、今日はここまで。

 

お別れに、ガラタ塔そばの猫を。

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(12) イスタンブール トプカプ宮殿 前編に続く。 (旅行記の目次はこちら

 

 

 

 

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しかも、このアバウトなトルコで、次の電車の出発まで何分か、が、
なんと秒単位で表示されている。3分59秒後発だ。

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